▽16日に明治安田生命J1リーグ第7節、ヴァンフォーレ甲府vsアルビレックス新潟の“川中島ダービー”が山梨中銀スタジアムで行われ、2-0で新潟が今季初勝利を飾った。

▽かつて戦国時代において甲斐国・武田信玄と越後国・上杉謙信が信濃国で相見えた川中島の戦いになぞらえられる甲府と新潟のダービーマッチ。前節の川崎フロンターレ戦で1-1のドローに終わり連勝は2でストップした12位の甲府(勝ち点8)が、サガン鳥栖戦に0-3の完敗を喫し2連敗で未だ勝利がない17位の新潟(勝ち点2)をホームに迎えた。

▽甲府が[5-3-2]のフォーメーションを採用し、新潟は[4-4-2]で試合に入った。恵まれた天候の中でキックオフされた一戦は、新潟がボールを持ちながらも、自陣で受ける甲府がボールフォルダーへの素早い寄せからロングカウンターを狙っていく。すると11分に早速試合が動いた。左CKを獲得した新潟は、チアゴ・ガリャルドが入れたインスイングのボールを、ファーサイドの富澤が頭で折り返すと最後は原が低空ダイビングヘッドで押し込み、先制点を奪った。

▽追いかける甲府は18分にボックス手前右の位置でFKを獲得。オリヴァー・ボザニッチが左足で直接狙うと、シュートは枠を捕えたがGK大谷がしっかりとはじき出した。甲府は26分にも左サイドの深い位置でボールを受けた小椋が落として、松橋が狙うがボールは枠外へ。さらに押し込んでいく甲府は、31分に松橋が相手選手との接触で負傷。一度はピッチを出るが、プレー続行となった。

▽リードする新潟は、オフェンス時にパスのエラーが目立ちフィニッシュに持ち込めない時間が続く。それでも36分、ホニがボックス内でドリブルを仕掛け、GKをかわして無人のゴールに流し込みにかかる。新潟が追加点かと思われたが、ライン上で甲府がクリアしリードを広げることはできなかった。44分にはゴール正面のやや遠い位置でFKを獲得するが、ホニが直接狙った強烈なシュートは枠を捕えるもGKがキャッチ。前半はそのまま新潟の1点リードで終えた。

▽迎えた後半の最初のチャンスは新潟だった。49分、裏に抜け出したホニがドリブルでボックス内に侵入。DFを引き連れながらもGKの体勢を崩して右足で狙うが、右ポストを叩いてしまい、追加点を奪うことはできなかった。しかし直後の52分、左CKを獲得した新潟はこの流れからニアサイドの矢野が頭で合わせる。矢野の復帰後初ゴールで新潟がリードを2点に広げた。

▽甲府は終盤にかけて攻勢に出ようとするも、新潟も集中した守りを見せて危なげなくし合いを運んでいく。最後まで集中力を切らさなかった新潟が、そのままリードを保って試合は終了。今シーズン初の川中島ダービーは新潟に軍配があがり、今季初勝利となった。