キャリー・フィッシャーさんとの日々を振り返ったマーク・ハミル

写真拡大

 米フロリダで開催中の「スター・ウォーズ・セレブレーション」内で現地時間14日、『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じるマーク・ハミルが、昨年亡くなったレイア姫役のキャリー・フィッシャーさんの追悼パネルディスカッションを行い、故人への思いを語った。

 12月15日に公開を控えるシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演していたキャリーさん。完成前に訪れたあまりに突然の死が、兄妹を演じてきたマークの心に与えた衝撃は大きく、この日も気の利いたジョークで客席を笑わせる一方で、「彼女は、今、ここ(セレブレーション)にいるベきなんだ。僕はまだ過去形で彼女を語ることができないでいる」と吐露する。

 「今回、『追悼』パネルと聞いて『追悼ってなんだ?』って思った。みんなに伝えたいんだが、キャリーは、僕らにハッピーでいてほしいと思っている。がっかりしている僕らなんて見たくないんだ。彼女は楽しいことが大好き。だから、彼女と一緒にいるのは楽しかった。いつもってわけじゃないけど(笑)」。

 そんなキャリーさんとの関係をマークは「僕らの役は、兄妹だった。だからこそ、お互いが好きであり、お互いを批判し合い、お互いを嫌いだと思ったりもした。兄妹のように」と述懐。生前に出版した回顧録でキャリーさんは、1作目撮影時にハン・ソロ役のハリソン・フォードと不倫関係にあったことを告白していたが、「彼女のエネルギーは凄すぎて、恋人にするには、ちょっと手に負えないものだったよ。もし付き合っていたら、すごく大変だっただろう」と自身のロマンスを否定する。

 「それに、映画の中で恋人同士を演じた2人が私生活でそういう関係になって、途中でその関係がダメになったら、続編、そのまた続編で苦労することになる。当時は共演者同士が付き合うことをプロデューサーがとても嫌っていて、僕の知り合いにも、付き合っているのに、他人のふりをして一緒にオーディションを受けてる男女がいたし、(そういうこともあり)僕は、そちら側に行かないようにしていたんだ」。

 マークが中流階級出身である一方、キャリーさんは伝説的女優デビー・レイノルズさんを母に、大物歌手エディ・フィッシャーさんを父に持つ大物一家の娘。マークはフィッシャー家のパーティーにまねかれた日を振り返り、「周りは超有名人だらけで、無名なのは僕だけ。家の周りには超高級車ばかり停まっていて。自分のオンボロのマツダを遠くの道に駐車して、彼女の家まで歩いたものさ」と苦笑する。

 しかし同時に、「いつだか僕がニューヨークにいた時、僕がホテルに泊まっていると知ったキャリーが、『わたしの家に泊まればいいじゃない』と言ってそうさせてくれた。彼女はそういう人なんだ」と気さくなキャリーさんの人柄を述懐。続けて「夜寝る時、彼女のことが頭に浮かばない日はない。その時の彼女は、遠くから、あのブラウンの目で、静かに僕を見つめている。そして……中指を突き出すんだ」と語ってみせ、会場を温かい笑いに包んだ。(編集部・入倉功一)