花粉症といえば、3月頃に全盛期になるスギ花粉が有名ですが、実は年中通してアレルゲンとなる花粉は飛んでいます。地域によっては、これからが花粉症にとってつらい時期となるところもあります。以前は病院で処方してもらっていたアレルギー薬も、最近は市販で購入できるようになってきたのでご紹介したいと思います。

スギ花粉が終わっても花粉症は起こる

関東ではスギ花粉が2月〜4月、ヒノキ花粉が3月〜4月に多く飛散し、この時期の花粉症がいちばん重症化しやすいといえます。しかし5月から9月にかけてイネ科、ブタクサ属、ヨモギの花粉も飛散し、アレルギー症状が出る人も多くいます。他の地域でもスギ・ヒノキ花粉の時期が終わってからはイネ科やブタクサ属の花粉が飛散します。イネ科・ブタクサ属の草花の花粉は遠くまで飛散しませんが、雑草と一緒に道路脇や公園脇にも群生しているため、意外と花粉の被害が起こりやすいそうです。

副作用がつらくて飲みたくても飲めない……

目がかゆい、鼻水が止まらないなどのアレルギー症状が出てしまったとき、とりあえず症状を抑えたいのでアレルギー薬を服用する人は多いでしょう。しかし、市販の鼻炎薬などは、しっかりと鼻水が止まる代わりに眠気や口が乾く、ぼーっとするといった副作用が起こることもあるため、飲めないことがありますよね。この副作用は飲むタイプの鼻炎薬に少なからず現れるもので、この副作用が嫌で市販の薬が飲めない人も少なくないと聞きます。

処方薬と同じ成分のアレルギー薬

病院でアレルギー症状を抑えるために処方される薬の多くは「アレグラ」と「クラリチン」だと思います。この二種はアレルギーの症状を抑えてくれますが市販薬のような副作用はほとんどありません。しかし花粉症の時期には病院に行っても、その後も通い続けるのは大変。そんな方のために、市販薬にも処方薬と同じ成分のものが販売されています。

●アレグラFX

処方薬と同じ抗ヒスタミン成分であるフェキソフェナジン塩酸塩が配合されている。症状の抑制だけでなく、症状の悪化も防いでくれる。空腹時でも飲める。一日2回服用。

●アレジオン

抗ヒスタミン成分であるエピナスチン塩酸塩が配合されている。こちらもアレルギー症状を抑え、悪化も防いでくれる。一日1回服用。

●クラリチンEX

処方薬と同じ抗ヒスタミン成分であるロラタジンが配合されている。抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用により、アレルギー症状と悪化を防いでくれる。一日1回服用。

これらは市販薬ですが処方薬と同じ成分で、鼻水や唾液の分泌を減らす抗コリン薬が配合されていないので、口が乾きにくく眠くなりにくいお薬です。アレルギー症状はつらく、生活や仕事にも支障が出ることもあるので、お薬を有効に使って乗り切りましょう。


writer:しゃけごはん