親子関係のちょうどいい距離感は「スープが冷めない距離」と言われていたりします。実家にべったり暮らすのではなく、子どもが「スープが冷めない距離」に住むほうがいいという先人の教えです。さて、カップルにも「ちょうどいい距離感」があるはずです。それはどういった距離感なのか?



1.「お金がない」と言い合える距離感


男子って、たいていの場合彼女に対して見栄を張るクセがあります。だから「今週はお金がないから、デートできない」とは言いません。そう言ってくる彼氏をお持ちの彼女は「合格」でしょう。

「お金がない」と言えないのは、男子にとってかなりストレスです。「ない」お金をどうやって「ある」ように見せるのか……こういうのって、マジシャンでもない限り無理です。そういうストレスを彼氏に持たせてしまうと、彼は疲れ果てます。で、別れることになったり……別れないまでも、結婚直前になって、彼に貯金がないことが発覚して大問題になるわけです。

この方法のコツは?
「お金がない」と言い合える関係のカップルは、非常に幸せだろうと思います。ある意味では素を出し合って、場合によっては兄弟(兄妹)のように付き合えていることでしょう。
そうではないカップルは、彼女のほうから彼に「お金がなかったらないで構わないから、無理しないでウソをつかないでね!」と言ってあげるしかないかもしれません。彼女にそう言われないと、つい見栄を張ってしまうのが一般的な男だからです。

2. 彼女から「したい」と誘える距離感


女子から、夜のお誘いをするのが恥ずかしいと思っている人も多いかと思います。でも男子って、ときには女子から誘ってきてもらいたかったりします。いつも男子からばかり誘っていると「カラダだけが目的」みたいに思われてイヤだ、だから誘う頻度を自分なりに計算して調整しよう……男子はこう思っていたりします。で、なかなか誘ってこない彼氏を見て、彼女は「あ〜、うちらのカップルもセックスレスになった」と残念がったりするわけですよね?

この方法のコツは?
彼氏に対して自分の性欲を見せることって、恥ずかしくともなんともない行為だ、というのをちゃんと認識しておくべきでしょう。この認識がちゃんとしていないと、彼と精神的な距離が遠くなります。だから、彼のベッドの下からいかがわしいDVDを発見した彼女が、「わたしという彼女がいるのに、なんでそんなものを見るの? わたしに不満なのかな」と、ひとりでモンモンと悩むようになるわけです。
そうじゃないでしょ? 愛し合うというのは、お互いのエロさも含めてのことです。だからエロに関する精神的な距離は、彼氏と正しくとっておくべきなんです。



3. 彼氏にちょっと隠し事があるくらいの距離感


彼氏と付き合っているときに、たとえば会社の上司を好きになってしまったとします。そういうときに「彼氏に悪いから彼とは別れて、上司と付き合おうかな」と考える人もいるでしょう。一方、彼とは別れず上司とも関係を持つ人もいるでしょう。

どちらがいいとか悪いというのはありません。ただ、彼氏に隠し事がある中で、それでも彼と付き合っている……こういう女子のほうが、わりと健全な交際をしているように見受けられることもあります。

この方法のコツは?
それはおそらく彼氏のことがいかに好きであろうと、彼は彼で独立したひとりの人間だし、わたしはわたしで独立したひとりの人間である、という割り切りができているからではないかと思います。彼のことが好きとなれば、“全部”彼に合わせるとか、彼に“何一つ”隠し事をしない、という女子だっているでしょう。それはそれでいいことだと思いますし、それで長く交際できればさらにいいことだろうと思います。

でも人間って、言うまでもなく他人に言えないことを抱えて生きていて“普通”ではないかと思います。そしてそういう「言えないこと」を抱えていないと、自分や自分がやっている恋を客観視できないことだってありますよね? すべてが“好き”という主観であれば、その恋は「彼との距離が近すぎる」……こういうことも言えるのではないかと思います。



いかがでしょうか。彼氏との精神的な距離感について、3つお届けしました。
精神的な距離ではなく、物理的な距離は、どれくらいがベターなのか? たとえば、自転車で彼氏の家に行けるくらいの距離、というのはいかがでしょうか。何かあれば深夜でもピュッと行けるくらいの距離に住んでいるふたりって、わりと楽しそう……こういう事例を、取材していたらいくつも見聞きします。が、まぁ引っ越しなんてそう簡単にできることではないはずですから、物理的な距離は現状維持で仕方がないかもしれません。

この春引っ越しを考えている人は、よかったら彼氏の住む駅からほど近いところに新居を構えてみてはいかがでしょうか。万が一彼と別れてしまっても、さほどイヤな思いをしなくてすむ距離、かつ自転車でピュッと彼の家に行ける距離ということです。
(ひとみしょう)