アメリカに生息している有袋類、オポッサム。米サウスカロライナ州で暮らすOpieは、2015年1月に保護されたオポッサムだ。

オポッサムが保護されることは珍しくないのだが、Opieは他のオポッサムとは違う生き方を選んだようだ。

小さいときに母親を失って保護された

母親が犬に襲われて命を落としてしまったOpie。まだ小さいため、ひとりでは生きて行けずに、ヒトの手で保護されることとなった。

▼保護当時のOpie。体重はまだ58グラム

Opie Kass/Facebook

そこで、Opieを預かることになったのが、犬やオポッサムの保護活動をしているSheri Kassaliasさんだ。交通事故で親を亡くした2匹のオポッサムの赤ちゃんと共に、Opieをある程度まで育て、時機を見て自然に帰す計画だった。

ヒトと生きる道を選んだ

無事に成長し、自然に帰されるその日、他の2匹は喜ぶようにヒトの手を離れていった。しかし、Opieは違った。

離れたくないと言うように、Kassaliasさんの腕にしがみつき、ネコのように甘えたのだという。

母親代わりになったイヌに懐いたオポッサムは今までもいたが、ヒトに対してこのように懐くのはオポッサムには珍しく、保護活動をしている仲間も驚いているそうだ。

Kassaliasさんに甘えるOpie

OpieはどのようにKassaliasさんに甘えているのだろうか?

その様子をとらえた動画がこちらだ。

手を舐めたり身体をこすりつけたりと、もともと野生で生きていたとは思えない甘えっぷりだ。

この動画は2016年12月27日に公開されると、今までに8万回近く再生されている。

▼抱っこが大好き

Opie Kass/Facebook

▼先住ワンコとも仲良くやっている

Opie Kass/Facebook

Kassaliasさんと仲間を助けている

ヒトとの生活を選んだOpieは、Kassaliasさんとともに学校を回り、オポッサムは畑を荒らすことはなく、むしろ害獣や害虫を食べてくれる存在であることを伝えて回っている。

The Opossum’s Pouch/Facebook

ペットのような形ではなくても、オポッサムがヒトと共存できる存在であり、野生動物について若いうちから理解し、敬意を払うことの大切さを、子どもたちに教えているのだ。

また、Opieの誕生日パーティでは、オポッサムの保護活動をしている団体The Opossum’s Pouch Rescueへの食べ物や備品の寄付を多く集めた。

▼誕生日パーティの様子

Opie Kass/Facebook

▼Opie用のケーキも

Opie Kass/Facebook

▼集まった寄付の数々

Opie Kass/Facebook

Opieが助けているのは、オポッサムやその他の野生動物だけではない。イヌの譲渡会などではOpie目当てで足を運ぶ人もおり、人を集める手助けをしているそうだ。