14日、ミン南網は記事「学生ローン地獄に陥った女子大生がホテルで自殺、57万元の借金でヌード写真を担保に」を掲載した。近年、中国で流行する学生向け消費者ローンによって、悲惨な犠牲者が生まれてしまった。イメージ写真。

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2017年4月14日、ミン南網は記事「学生ローン地獄に陥った女子大生がホテルで自殺、57万元の借金でヌード写真を担保に」を掲載した。

11日、福建省泉州市のホテルで女子大生の遺体が発見された。自殺だった。近年、中国では学生向けの消費者ローンが流行している。女性は借金が返済できなくなり、厳しい取り立てに苦しむあまり自殺を選択したのだった。女性の父親は10日夜にメッセージを受け取っている。

「この親不孝娘をお許し下さい。(自殺が)最後のわがままです。ずっとバカなことをやり続けてきました。最悪です」「お金を稼いで親孝行することができませんでした。もし来世があるなら全部お返しします。お父さん、ごめんなさい。おじいちゃんおばあちゃんをよろしくね」

父親によると、2月22日に借金取りから連絡を受けたという。娘に代わり2万1800元(約34万4000円)を返したが、4月1日にまた借金取りから連絡を受けた。今度は4000元(約6万3000円)だ。これも返済してやると、娘は「借金はほとんど返し終わった」と話していた。ところが4月5日に借金取りから衝撃的な写真が送られてきた。娘の上半身のヌード写真だ。1万4000元(約22万1000円)を返済するよう書かれている。父親は娘に借金は総額でいくらあるのか問い詰めたが、話そうとしなかったという。

自殺した女性が利用していたのは「今借到」というP2P金融サービスだ。お金を借りたい個人とお金を貸したい個人とを結ぶマッチングサービスだ。金を貸した個人は債権を借金取りに売却することができる。プロの借金取りは厳しい取り立てを行うが、担保の代わりとしてヌード写真を要求。返済が遅れれば両親、親戚、友人に送りつけて圧力をかける。自殺した女性は今借到に257件、累計57万元(約899万円)もの借金があることが明らかになった。他の同種サービスも利用していたことから借金の総額はこの数字を大きく上回ることは間違いない。

近年、中国では学生向け消費者ローンが流行している。警戒心の少ない学生に多額の借金を負わせる金融サービスが自殺などさまざまな問題を引き起こしている。(翻訳・編集/増田聡太郎)