イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に拉致された娘の救出を求めてナイジェリアの首都アブジャで大統領公邸に向かってデモ行進するレベッカ・サミュエルさん(右)とエスター・ヤクブさん(左、2017年4月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」がナイジェリア北東部チボク(Chibok)の学校から女子生徒276人を拉致してから3年となった14日、少女らの救出を求めて同国各地で集会が行われた。

 集会は商業の中心都市ラゴス(Lagos)などで開かれ、首都アブジャ(Abuja)では外交官を含む1000人以上が参加。ボコ・ハラムが拠点とする北東部ボルノ(Borno)州の州都マイドゥグリ(Maiduguri)では数千人が参加した。集会の模様は国営テレビで放送された。

 主催した「ブリング・バック・アワ・ガールズ(Bring Back Our Girls)」運動は、ムハマドゥ・ブハリ(Muhammadu Buhari)政権に対し、いまだボコ・ハラムに捕らわれているとみられる195人の解放へ向けて一層努力するよう求めている。

 拉致された少女らの親たちは事件は終わらぬ「悪夢」だと言う一方、昨年、交渉の末に21人が解放されたことに励まされていると語った。

 拉致されたサラ・サミュエル(Sarah Samuel)さんの母親レベッカ・サミュエル(Rebecca Samuel)さんは、「3年前のあの事件はいまだ私にとって悪夢です」と言う。「昨夜起きたかのように鮮明に記憶に残っていて……娘がいないことに毎日泣いています」

 それでもサミュエルさんは「すぐに娘と会えると強く信じています」と語り、「政府は努力しているがもっとできるはず」と訴えた。

 赤十字国際委員会(ICRC)とスイス政府による仲介でボコ・ハラムとナイジェリア政府の交渉が行われ、昨年10月に21人が解放された。他に57人が拉致された後に脱出、3人がナイジェリア軍に発見あるいは救出されている。捕らわれている間に出産した少女たちもいる。
【翻訳編集】AFPBB News