戦線復帰の京都DF闘莉王が三度目のハットトリック! 獅子奮迅の活躍、愛媛戦3-2勝利の立役者に

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4試合ぶりに出場の闘莉王、ボランチの位置で先発

 京都サンガのDF田中マルクス闘莉王が不調のチームに喝を入れるハットトリックを達成した。

 14日に行われたJ2リーグ第8節・愛媛FC戦、0-1で迎えた後半7分、同27分、そして後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決める獅子奮迅の活躍で3-2の勝利に導いた。

 闘莉王は今季加入した京都で即レギュラーを掴んだものの、右太もも肉離れで第5節から3試合連続でベンチ入りからも外れた。しかし負傷が癒えたこともあって布部陽功監督は絶対の信頼を持って闘莉王をスタメンで起用。1勝1分5敗で21位に沈むチームを救うため、ボランチの位置でキックオフの笛を聞いた。

 試合は前半終了間際に愛媛FW近藤貴司に先制点を許す苦しい展開となったが、後半7分、最前線に配備された闘将が本領を発揮する。右CKを獲得すると、キッカーのMF石櫃洋祐から高弾道のクロスに対して、フィジカルと跳躍力を活かしたヘディングシュートを放つ。愛媛GKパク・ソンスの伸ばした手も届かずゴール左隅へと決まった。1-1の同点に追いつく今季2得点目を決めた闘莉王は、「どうだ!」とばかりにベンチに向かって自らを指さして向かうと、布部監督と抱き合って喜びあった。

 そのキックオフ直後にはボールを保持した相手に対して強烈なスライディングタックルを見舞ってイエローカードを受けてしまったが、同27分にまたも強烈な決定力を見せつける。左サイドからのクロスに対して胸トラップでボールコントロールすると、相手3人に囲まれながらも左足の柔らかなタッチでかわし、右足シュートはゴール右隅を揺らして逆転に成功した。不調に苦しむチームのなかで負傷からの完全復調、そして闘志満々のプレーぶりを見せつけた。

浦和、名古屋時代に続き三度目の…

 京都は後半アディショナルタイムにDF浦田延尚のゴールで追いつかれたが、その直後に三度、闘莉王が魅せる。左サイドからのロングスローを受けてFWケヴィン・オリスの突破からのラストパスに対して、ゴール前正面にいた闘莉王が反応鋭く右足でプッシュ。これが劇的な決勝ゴールとなり、ホーム西京極は興奮のるつぼと化した。

 闘莉王のハットトリックは、08年浦和レッズ時代の東京ヴェルディ戦で3得点、12年名古屋グランパス時代の神戸戦で4得点を決めて以来、三度目。今回を含めて、いずれも本拠地で達成している。

 不調に苦しむチームの中での闘莉王劇場。負傷からの完全復調、そして闘志満々のプレーぶりを見せつけた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images