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F1中国GPナナメ読み

F1第2戦中国GPが終わり、ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はドライバーズ・ポイントで肩を並べている。

しかし、あくまでこれは「結果」。そのほかにもこのレースで学んだことはあったと思う。サラッとおさらいしてみよう。

1、「ラップ・タイムが5秒も短縮」

今シーズンから適用される新レギュレーションについて、FIAは「ラップ・タイムが5秒短縮する」と見込んでいた。しかし、開幕戦のメルボルンは公道コースということもあり、期待通りにはいかなかった。

第2戦中国GPの舞台は、クローズドコースの上海インターナショナル・サーキットだ。昨年のベストタイムは、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)の1分39秒8であった。

そして今年レースを制したルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG)は1分35秒3を記録した。たしかに5秒近く速くなっている。

2、「抜ける!」

コースによっては行列を成すほかない場合があるのも事実。しかし上海では抜きつ抜かれつの刺激的なアクションを目の当たりにすることができた。

たとえば、セバスチャン・ベッテルがチーム・メイトのキミ・ライコネンを抜いたのち、レッドブルのダニエル・リカルドをも華麗にオーバーテイクしたことや、また、順位をつつきあうニコ・ヒュルケンベルグとロマン・グロージャンの争いも見物だった。

また、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは17位スタートであったが、わずか11周で2位の座につけるという快進撃を見せたりもした。

3、「DRSは、効果減」

近年のF1では、DRS(ドラッグ・リダクション・システム)の効果があまりに強くなり過ぎていた。リア・ウイングのフラップが開いただけで、前走車を軽々とパスしてしまうのは、いささか興ざめだった。

しかし、高いレベルのドラッグを生み出す2017年シーズンのマシンでは、DRSの効果が以前より少ないようだ。つまり、FIAが元々望んでいたレベルに落ち着くことになる。

これでバトルが熱くなる? それは分からない。

4、「マクラーレンとホンダはトラブルに苦しんだ」

研究開発にあてる予算は参戦チームのなかでもトップレベルにあり、有能なテクニカル・スタッフまでも揃えるマクラーレン・ホンダ。現代F1のベストドライバーと言われる男と将来有望なヤングスターを擁するのだから、フェラーリ、メルセデス、レッドブルの3強に割って入るべきチームであろう。

もし彼らがメルセデス製エンジンを使っていたら実現されていたであろうことも、ホンダ製のエンジンが悪さをして勝てないでいる。

今回もストフェル・バンドーンと、フェルナンド・アロンソはマシン・トラブルによるリタイアとなった。

次戦はどうなるだろう?