米カレッジフットボール、全米王座決定戦の国歌演奏でフィールドに米国旗が広げられる様子(2015年1月12日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米アリゾナ(Arizona)州チャンドラー(Chandler)のバッシャ高校(Basha High School)に通う女子生徒が、大学でアメリカンフットボールの奨学金を獲得する同国スポーツ史上初の女子選手となる見通しとなった。複数の米メディアが14日に報じた。

 18歳のベッカ・ロンゴ(Becca Longo)は、自身のプレースキックの才能を指導者に印象づけると、コロラド(Colorado)州のアダムズ州立大学(Adams State University)で基本合意書にサインした。これまで大学のアメフト部で女子選手がプレーした例はあったものの、フットボールの奨学金を得るのはロンゴが初めてになるとみられる。

 所属する高校チームで今季33本中30本のエクストラポイントを決め、フィールドゴールも1分の1を記録するなど、ロンゴは正確なキックで好成績を残すと、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)でプレーした経歴を持つアダムズ州立大学のティム・ローゼンバッハ(Timm Rosenbach)ヘッドコーチ(HC)の目に留まり、大学でプレーする道を切り開いた。

 ローゼンバッハHCは米CNNに対し、「彼女は自分で能力を示し、アメフトをしたいと望んでいることを周囲に知らしめた。彼女が競技レベルに十分で、能力があると判断されれば、われわれはその機会を与えるべきだ」と語った。

 招待された大学訪問を終えて奨学金をオファーされ、「とても感動的でした。誰かが自分を信じてくれて、実際に能力があると判断してくれたことに、とても感謝しています」と喜んだロンゴは、大学でバスケットボールもプレーする予定となっている。

 ゴールポスト前でのロンゴの信頼性は、性別の壁を超えるものだと話すローゼンバッハHCは、「優秀なキッカーを見つけるのは難しい。彼女には大きな精神的強さがある。このポジションを目指すのであればそれは当然のことだ。精神的強さを持っているからこそ、彼女は競技の機会を与えられるにふさわしい」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News