動物たち受難の春、ペット・動物園をめぐる事件が多発

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 祖父母が飼っていたゴールデンレトリバーが生後十ヵ月の孫を噛み殺すという事件が起きたのは、先月九日のことだった。

 その日、赤ちゃんは保育園で熱を出したために祖父が迎えに行き、祖父母宅で母親の帰りを待っていたのだという。ようやくハイハイを覚えたばかりだったが、リビングで放し飼いにしていた四歳の牡のレトリバーが突然、右目から後頭部にかけて噛みついたとのことだ。

 赤ちゃんは、血液の約半分にあたる三〇〇ccを失い失血死した。

 祖父母の家では、事件を起こしたゴールデンレトリバーの他に小型犬を二匹と秋田犬の計四匹を飼っていたそうだ。室内にケージは設置していたが、レトリバーは放し飼いだった。近隣住民が週刊文春の取材に応えている。

「あそこのお宅は以前は大型犬のグレートピレネーズを飼っていました。いまもレトリバーのほかに小型犬も併せて四匹ぐらい飼っているんです。お爺ちゃんとお婆ちゃんは家の前の公園でレトリバーをよく散歩させていました。大人しい犬で他の犬とトラブルになったとは聞いたことがありません」

 むしろ、祖母はレトリバーのことを“臆病な犬”と言っていたのだという。その臆病なはずの犬が痛ましい事件を引き起こしてしまったわけだが、何故こんな事件が起きてしまったのか、専門家の意見は二分している。

 週刊新潮では、野村動物病院の野村道之院長が“犬が抱いた不安や恐怖”が乳児への噛みつきを誘った可能性を挙げている。ハイハイを始めたばかりの乳児は、レトリバーにすれば“見知らぬ生き物”の侵入であり、それが恐怖につながったとの見方だ。

 あるいは、いつもなら自分を可愛がってくれる飼い主が、その日に限って“違う生き物”を可愛がるため、嫉妬心を抱いて噛みついた可能性も捨てきれない、と遠藤ドッグスクールの遠藤暁彦トレーナーは言っている。

 他方、野村獣医科Vセンターの野村潤一郎院長は週刊文春の取材に、事故ではないかと推測している。野村院長が言う。

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