AppleがGPUの独自開発路線を明らかにしたことに伴い、サプライヤーであるImagination Technologiesとの契約が打ち切られ、80%近くもImaginationの株価が下落した事件は大きな話題となりましたが、早くも新たなAppleとの契約を終了するサプライヤー探しが始まっています。

GPUに続きディスプレイドライバも独自開発へ

投資銀行Credit Suisseのアナリストによれば、次にAppleから契約を打ち切られる公算が大きいサプライヤーは、ディスプレイのドライバを手がけるSynapticsではないか、とのことです。
 
理由としてはAppleが、Synapticsが2014年に買収したRenesasから大量の人材を引き抜いていること、OLED向けのディスプレイドライバ統合回路(DDIC)やタッチアンドディスプレイドライバ統合(TDDI)の独自開発を行っていることなどが挙げられています。

サードパーティーからの脱却で技術優位を狙う

Appleは、iPhone7シリーズでこそ液晶ディスプレイ(LCD)ドライバICをSynapticsへ発注していますが、2015年にはiPhone6s/6s Plusがアナウンスされた1カ月後に、SynapticsがAndroidへ感圧タッチスクリーンコントローラーを提供するという出来事があっただけに、技術的な優位を保つために、サードパーティーからの離脱を図りたいと考えるのは納得がいきます。
 
事実、Synapticsに頼らず独自に開発することで、iPhoneの内部ソリューションを最適化することができ、これによってパワーを調整しながらグラフィックエンジンのパフォーマンスを向上させることができると言われています。
 
 
Source:9to5Mac
(kihachi)