SOLIDEMO『Happiness』

写真拡大

 音楽ユニットとして活動する傍ら、地上波で冠バラエティ番組を持ち、さらにはミュージカルや役者業も行うなど、音楽性とタレント性を兼ね備えたボーイズグループが近年目覚ましい活躍を見せている。本稿では、BOYS AND MENをはじめ、同じくマルチな活動を展開するボーイズグループを紹介していく。

参考:ボイメン流エンターテインメント詰め込んだ初武道館公演

■BOYS AND MEN(略称:ボイメン)

 東海エリア出身・在住のメンバーで構成された、10人組エンターテインメント集団・BOYS AND MEN。彼らは現在、東南アジアを含めたテレビやラジオのレギュラー番組が18本放送(4月11日時点)されており、日本国内にとどまらず一大旋風を巻き起こしている。ボイメンの仕掛け人であるフォーチュンエンターテイメント代表の谷口誠治氏が「男性版の宝塚を作ろうと思ったんです」(参考:マイナビニュース「地方発の企業は、アジアを目指した方がいい ー 「ボイメン」社長の語る展望とは」)と語っているように、様々なエンターテインメント要素を混ぜ合わせたようなライブパフォーマンスに定評があるボイメン。歌とダンスはもちろん、バラエティ番組で培った経験を発揮するコント仕立ての寸劇といったコミカルな部分もファンから高評価を得ている。また、身長183cmでスタイル抜群のリーダー・水野勝や仮面ライダー俳優の小林豊といったイケメン勢から、明るい性格とノリの良さに定評がある辻本達規やMC上手の本田剛文など、個性豊かな面々が揃っていることも人気の理由のひとつだろう。また、親しみやすさも抜群で、今でもメンバーが自らチラシ配りを行うなど、デビュー当初と変わらず丁寧にファンサービスを行う姿勢は常に新しいファンを増やし続けている。現在は47都道府県ツアー中のボイメン。全国のファンと直接ふれあうことで、一層支持を広げていきそうだ。

■MAG!C☆PRINCE(略称:マジプリ)

 ボイメンと同じく、東海地方出身メンバーで結成された5人組男性アイドルグループ・MAG!C☆PRINCE。2015年に「息子にしたいイケメン」というテーマのオーディションで選ばれたメンバーは、平均年齢20歳と若く、端正で甘めな顔立ちをしている。中でも、スポットを当てられることが多いのが西岡健吾だ。WEB上では「西岡健吾がかわいい」「西岡健吾は女の子?」といった記事まで展開され、西岡きっかけでマジプリを知る人も少なくないようだ。これまで東海地方の男性グループといえばボイメンだったが、ここにきてマジプリの人気も急上昇、『MAG!C☆PRINCEのマジ☆弟子』(テレビ東京/2017年3月放送終了)という冠番組を持つまでに成長している。また特徴的なのは、メンバー全員が芸能活動ゼロという状態からスタートしていること。その特徴を活かし、同番組ではメンバーが東京の芸能界で生き抜く術を身につけるべく、「プロレス」や「歌舞伎」といった様々なミッションに体当たりで挑戦した。メンバーの平野泰新が「“応援したくなる!”って思われるようなグループになっていきたい」(参考:オリコンニュース MAG!C☆PRINCEインタビュー 「僕たちと同じく、東海地方の良さも満喫してほしい」)と語っているように、まるで親のような心境で彼らのことを見守っているファンも少なくないようだ。5月3日には新曲『UPDATE』を発売。これまでは10代の爽やかな青春を想起させる歌詞や、ポップさに比重を置いたアップテンポな曲調が特徴だったが、新曲は“大人の一歩”を踏み出すようなクールな曲に仕上がっており、これからのマジプリの変化を予感させる楽曲だ。東海地方から東京進出へ、いい形でステップアップをしているだけに、今後の活動が大きなターニングポイントとなりそうだ。

■SOLIDEMO

 最後に紹介したいのが、2013年に結成されたSOLIDEMO。彼らは、メンバー全員の身長が180cm以上あるというスタイリッシュな8人組男性音楽グループ。前述したBOYS AND MENやMAG!C☆PRINCEはどちらかと言えばアイドル的な王道を走るグループだが、SOLIDEMOは“クール”や“品格”といったコンセプトのもと、紳士的でラグジュアリーなスタイルが特徴的だ。中学生時代に音楽に目覚め、15歳で上京して音楽活動を始めたリーダーのシュネルをはじめ、エイベックス・アーティストアカデミーで音楽を学び、『力の限りゴーゴゴー!!』(フジテレビ系)の人気コーナー「ハモネプ」で脚光を浴びた向山毅など、音楽の素養を持つメンバーが複数在籍しており、そのビジュアルの良さだけでなく、ライブでアカペラを披露するほどの高い歌唱力も注目を集めている。高身長を活かした迫力のあるダンスと、メンバーのユニゾンが美しい楽曲を組み合わせたライブパフォーマンスは、SOLIDEMOならではの持ち味と言えるだろう。一方でバラエティ番組に出演することも多く、番組内でモノマネや替え歌を披露したり、普段のイメージとはまったく違うコミカルな様子を披露。その芸達者ぶりには、明石家さんまも「これは面白い!」と太鼓判を押していた。また、冠番組『ソリディーモの冠番組』(TOKYO MXほか)では、メンバーがコスプレをしてコントに挑んだり、体を張った企画に挑戦。毎週開催している定例ライブでも、メンバーが入れ替わり立ち替わりでMCを務め、それぞれの個性を活かしたトークを展開し会場の笑いを誘っている。4月12日には7thシングル『Happiness』を発売、15日には『3rd ANNIVERSARY LIVE “Happiness”』のファイナル公演が中野サンプラザで行われる。日本武道館に立つことが目標だという彼らにとって、この公演が大きな一歩になることは間違いない。

 近年は、歌やダンスといった要素だけでなく、バラエティでも活躍できるハイブリットなボーイズグループが頭角を現している。彼らのようなマルチに活動できるグループが、今後の男性グループシーンを牽引していくのかもしれない。(泉夏音)