ネットフリックス、米国で「Huluの4倍」の会員数 約1.3億人へ

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調査会社eMarketerの最新データによるとネットフリックスは米国のビデオ・オン・デマンド市場のトップを独走している。ネットフリックスの会員数は今年、前年から6.6%増の1億2800万人に達すると予測される。

ドラマシリーズやドキュメンタリー、映画の視聴においてネットフリックスは米国市場の66%を占め、アマゾンやHuluを大きく引き離す。年内に到達が予想される会員数はアマゾンの場合は8530万人。Huluは3200万人だ。ネットフリックスの会員数はHuluの4倍ということになる。

ネットフリックスの優位性は当分揺らぎそうにない。2020年までの予想でもネットフリックスが1億3900万人、アマゾンが9650万人、Huluが3580万人となっている。しかし、この分野でユーチューブの存在は依然として大きく、ユーザー数は今年1億8600万人、2020年に1億9870万人と予想されている。

「市場関係者はネットフリックスの会員数と売上、さらに米国や海外での優位性を注意深く見守っている。何故ならばネットフリックスは今後も規模を拡大し、アマゾンやHuluに勝ち続けない限り、年間70億ドルに及ぶコンテンツ予算を維持しきれないからだ」とeMarketerの担当者は述べた。

ネットフリックスが成長を維持できているのは、ハイクオリティな視聴体験を提供し続けているからだ。同社は常に競合に先駆けて新たな施策を打っている。例をあげると、最近になってネットフリックスはモバイルでの視聴向けに専用のHDRバージョン動画の提供を開始した。

また、視聴者の好みに応じて主人公の運命を変えられる、インタラクティブなコンテンツの提供への動きも進めている。気に入ったドラマの筋書きを好みの方向に持っていけるようになるのだ。

eMarketerは今年、米国でデジタル動画を見る人口が2億2180万人に達すると予測する。家族でアカウントがシェアされることも多いネットフリックスは、1契約につき2.5人が視聴しているとのデータもある。米国の成人が今年、オンライン動画に消費する時間は一日平均73分に及ぶと予想されている。一方で、テレビの視聴時間は4時間を少し上回る程度になると見込まれている。