戦前は50年を下回っていたが今では80年に(画像は「第21回生命表(完全生命表)の概況」より)

写真拡大

厚生労働省が2017年3月1日に発表した「第21回完全生命表」で、2010年の国勢調査の結果に基づく最新となる日本人の平均寿命が、「男性79.55歳」「女性86.3歳」に確定した。2010年に発表された前回の完全生命表と比較すると、男性は0.99年、女は0.78年上回っている。

「生命表」はある期間の死亡状況が今後変化しないと仮定した場合、各年齢の人が1年以内に死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値を、死亡率や平均余命などによって表した指標。「平均寿命」は「0歳の平均余命」として算出されている。

厚労省が作成しており、国勢調査による人口や「人口動態統計」をもとに5年ごとに作成する「完全生命表」と、推計人口や「人口動態統計月報」をもとに毎年作成される簡易生命表がある。

「死亡率」は男女ともほとんどの年齢で低下しているが特に0〜30歳代と70代での低下が大きいという。「死亡数」のピークも回を追うごとに高齢化しており、男性は85歳、女性は91歳でピークを迎えている。「生存数」も全年齢で増加しており、今後も高齢者数が増加することが予想される。

今回の完全生命表の結果をもとに米、カナダ、仏、独、スイス、伊、英7か国の平均寿命と比較すると、男性はスイス(80.2歳)に次ぐ2位、女性は1位(2位は仏の84.8歳)だった。

医師・専門家が監修「Aging Style」