食事は何をどれだけ食べるかということも重要ですが、「いつ食べるか」も非常に重要で、その研究が進んでいます。それを「時間栄養学」と呼びますが、時間栄養学では「食べるタイミング」を重視しているのです。わたしたちが摂取している食材や栄養素は、タイミングによっては素晴らしい効果が得られたり、逆に害をもたらすこともあるのです。そんな「時間栄養学」の一部をみなさんに紹介したいと思います。

筋肉が脆弱な人は朝にたんぱく質を摂るべき

身体に筋肉が少ない方、筋肉に自信のない方、もしくは筋肉がつきにくい方。筋肉の材料とされるたんぱく質はいつ食べていますか?たんぱく質が豊富に含まれている食材として有名なのは肉・魚・卵・乳製品等ですが、恐らくみなさん夜にこれら食材を摂るようにしているのではないでしょうか。実は筋肉が脆弱な方ほど、朝にたんぱく質を摂らない傾向にあることが統計的にわかっています。筋肉量が少ないと感じるのであれば、それは朝より夜にたんぱく質を摂っているからかもしれません。ちなみに夕方以降に摂取した余剰たんぱく質は、筋合成に利用されないこともわかっています。

サルコペニア・ロコモティブ対策食材は夕方にとるべき

運動に伴う筋類や骨格、関節等の機能低下を意味するサルコペニア・ロコモティブ。このサルコペニア・ロコモティブの対策を行う上で有効とされる食材・栄養素は、納豆といった大豆製品、カルシウム等が有名です。朝にこれら納豆、カルシウム源の牛乳などを飲まれている方が多いと思いますが、実はこれらの食材は夕食時に摂る方が、サルコペニア・ロコモティブ対策に有効だそうです。足腰に自信のないというあなたは、夕食時にこれらの食材を食べることをおすすめします。

カフェインは摂る時間によっては逆の効果が

午後のティータイムにコーヒーを嗜んでいる方は多いかと思います。カフェインを含む飲料を飲むと、なんだか頭がすっきりした感じがしますよね。そんなカフェイン含有飲料ですが、朝に飲むと太りにくくなり、夕方以降に飲むと逆に太りやすくなることがわかっています。夕方以降のカフェイン飲料は、太りやすくなるだけでなく、体内時計を狂わせ、不眠症を患う可能性も指摘されています。なるべくカフェイン含有飲料は朝のうちに飲み、午後以降は控えておきたいものです。上記で紹介したもの以外にもまだ時間栄養学はたくさんあります。

一日の全食事を12時間以内に抑えることで代謝がスムーズになったり、一日の食事のうち朝に重きを置くことで太りにくい身体になれたり、といった感じです。食事は食べる内容だけでなく、食べる時間も重要だということですね。健康的な毎日を願うわたしたちにとって、時間栄養学は是非とも注目しておきたい栄養学のひとつだといえるでしょう。


writer:サプリ編集部