真面目な人と聞くといいイメージですが、実はストレスをため込みやすいタイプでうつ病になりやすい性格。真面目な人に向けて、気持ちを楽にするコツをご紹介します。

うつになりやすい真面目な性格の人とは?

日本では約100万人が苦しんでいるといわれるうつ病。以前に比べ、まわりから「うつに悩んでいる」という人の話を聞く機会も多くなってきたのではないでしょうか。同じ状況に置かれても、うつになる人と、ならない人がいます。その差は、どこにあるのでしょうか。

まず、うつになりやすい人の特徴に、真面目な人が挙げられます。真面目な人は仕事に対して生真面目で、決められたルールをきっちり守ろうとします。周囲にも気配りを欠かしません。ただ、ルールを死守するあまりうまくいかなかったり、真面目すぎるために辛い仕事をすべて受け入れてしまったりすることで、自分に負荷をかけ過ぎてしまい、うつ病を発症させてしまうことがあるのです。

完璧を求めず、不真面目くらいがちょうどいい?

うつ病にならないためには、不真面目くらいがちょうどよいとも言われます。以下に、真面目すぎる性格を変え、気持ちを楽にするコツをご紹介します。

<真面目すぎる性格を変えるコツ>

1、「自分がやらなきゃいけない」と思っているのは自分だけ
真面目な人は、まわりからの期待に応えようと、辛い仕事でも全部引き受ける傾向があります。「自分がやらなきゃ、やる人がいない」と思っているからです。これはすべて主観で、客観的な視点から見てみると、そうとは限らないことがほとんどです。「自分がやるしかないことなのか」「自分がやらなければ他人に迷惑がかかるのか」を、冷静に少し視野を少し広げて考えてみましょう。第三者の意見を聞くことも大切。「自分がやらなきゃいけない」ことはほんの一部だということに気づかされるでしょう。

2、自分の限界を自分で知っておく
真面目な人は、人から期待されることが行動の原動力となります。人からの期待に応えようと踏ん張るあまり、うつになってしまうのです。その原因は、人の期待を優先するあまり、自分の限界を無視してしまうから。人の期待と、自分の限界はまったく違うベクトルです。体力的にも、精神的にも、どの程度までならできるのか、自分で把握しましょう。
もし、自分の限界を超えた仕事を期待され、断ることができないなら、「何の作業にどれだけ要するため」と具体的に仕事量を計算し、「もう一人協力者が欲しい」など、提案をしてみましょう。相手も、仕事量をそこまで深く考えて仕事を振っているわけではないかもしれません。仕事はチームで行うものなので、一人でできないからといって、あなたの評価が下がるとは限りません。

3、休むことを全力で行ってみる
仕事ばかりして休まないという人は、真面目な人には多く見られます。それは、休むことは悪いこと、さぼっているという罪悪感が心の底にあるからではないでしょうか。休むという行為は、次の作業を効率よく行うための重要な作業のひとつ。生真面目に何時間も続けて仕事をするより、1時間に1回程度の息抜きをした方が、仕事もはやく終わるはずです。

最近では、インターネット上で「真面目系クズ」という言葉も登場。先生や上司にいわれたことを守り、一見真面目ですが、主体的には動かず、誰かが見ていないと頑張れない、人から嫌われることを嫌がる人なのだそう。真面目な人は、他人に対して律儀で誠実ですが、相手との衝突や摩擦を避けるため、時には優柔不断と取られてしまうこともあるようです。表面上うまくやっているのが、真面目系クズだとしたら、これくらいの方がうつ病になりにくいとも考えられます。自分なりのオンオフを習慣づけて、うつになりにくい性格を目指しましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと