GoogleのAIは、話題の素人の絵をプロのイラストに変換するAutoDrawだけじゃないってしっていた?

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Googleが公開したAutoDrawというツールが話題になっている。
見た目は普通のお絵かきツールだが、裏側では人工知能が働いていて、絵の意味を解釈し、プロレベルのイラストに置き換えてくれる。

Googleでは、AutoDraw以外にも人工知能を活用したコンテンツを公開しているので、AutoDrawとともに体験してみよう。

●どんなに下手でもAIが推測してきれいに仕上げてくるお絵かきツール
先週、Googleが公開したAutoDrawというツールが話題になっている。
一見すると普通のお絵かきツールだが、[AutoDraw]というボタンを選択して手書きで絵を描くと、その絵が意味している内容が推測され、候補のイラストが表示される。

以下はその例だ。
一応、魚を描いたつもりだが、我ながら下手くそだと感心する。筆者のような絵心のない人は、この時点で心が折れそうになるはずだが、AutoDrawはこれをきれいな魚の絵に変換してくれるのだ。


筆者が描いた魚の絵。



ユーザーが描こうとしているものを推測して、画面上部に候補が表示されるので、入力したいイラストをクリックする。



クリックした絵と置き換わる。


AutoDrawには、一般的なお絵かきツールが持っている線や図形の描画機能、文字入力、塗りつぶしなどの機能も備えている。描いた絵は、TwitterやFacebookで共有することもできる。お絵かきツールとしての完成度はとても高い。

ただし、やはり最大の注目は、ユーザーの描いた絵を推測する機能だ。

これはお絵かきツールというよりは、手書きデータからその意味を推測する新しい検索ツールといっていいだろう。

●Googleは、ほかにもAIを身近に体験できるコンテンツを利用できる
AutoDrawは、Googleが公開している「A.I. Experiments」というサイトでリリースされたツールだ。

「A.I. Experiments」は、GoogleのAIツールを使って開発された実験的なサービスやオープンソースで公開されているコードを紹介するサイトだ。

「AI」「人工知能」といっても、筆者のような一般人には、それで何ができるのかは、いまひとつピンとこない。

多くの人にとってAIは、大学や企業の最先端の施設で研究されているもので、自分にはあまり関係ないと思いがちだ。

そこで「A.I. Experiments」は、こうした一般ユーザーに、AIを体験してもらうために公開されているサイトなのだ。
そしてAutoDrawは、この目的のために開発されたツールというわけだ。

実は、「A.I. Experiments」には、AutoDrawのほかにも面白いコンテンツが公開されている。

数はまだ多くないが、実際に試してみると、今までとは違った世界が始まりつつあることを実感できる。

AutoDrawに興味を持ったら、ぜひ「A.I. Experiments」に用意されているほかのコンテンツも試してみよう。


AIを使って開発された実験サービスを体験できる「A.I. Experiments」。



「Giorgio Cam」は、カメラで撮影した画像に映っている内容を認識して、ラップのような音楽を自動生成・再生する。



「The infinite Drum Machine」は、ネット上の音を機械学習で整理し、類似した音を近くに配置してドラムのように鳴らせる。



「A.I.Duet」はピアノ演奏をAIとデュエットできるコンテンツ。


AutoDraw
A.I. Experiments


井上健語(フリーランスライター)