12日、韓国のテレビ局MBNによると、高級ホテルもない人里離れた韓国の片田舎に建設費7億ウォンというトイレが現れた。写真は韓国のトイレなどの標示。

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2017年4月12日、韓国のテレビ局MBNによると、高級ホテルもない人里離れた韓国の片田舎に建設費7億ウォン(約6700万円)というトイレが現れた。

このトイレがあるのは、慶尚北道(キョンサンプクド)軍威(クヌィ)郡に昨年秋に完成した「なつめ公園」。同地が代表的なナツメ生産地であることをアピールするため、郡が20億ウォン(約1億9000万円)をかけ造成した公園というが、あるのは数本のナツメの木と、ナツメの形をしたオブジェ、そしてナツメの外観をしたトイレだけ。郡がナツメ主産地であることを知らせる博物館のようなものはない。

注目は、総工費20億ウォンの約3分の1にあたる7億ウォンが、広さ130平方メートルのナツメ形トイレの建設に使われたことだ。郡は「建設費が高額になったのは、ナツメ形の外観にするために特殊工法を用いたため」と説明しているが、専門家によれば高く見積もっても建設費の相場は2億3000万ウォン(約2200万円)程度、「外観をナツメ形にするために5億ウォン(約4800万円)が使われたとしたら詐欺だ」との指摘も出た。

記事は「見どころもなく、日中の観光客はおろか住民の姿すら見当たらなかった」としており、軍威郡が「財政自立度全国最下位」ということもあって、ネットユーザーからは批判が相次いでいる。記事には「税金泥棒だ」「どう考えても施工業者が怪しい」「私は建設関係者だが、どう見ても高過ぎる。担当した建設業者の処罰が必要だ。同業者として恥ずかしい」「こんな事案が絶えないから、国にお金がないんだ」「しっかりと監査ができる組織が必要」「国民が莫大(ばくだい)な借金を抱えながらも苦労して働いて納めた税金で、これは何だ?怒りが収まらない」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/三田)