「怪物はささやく」場面写真 (C)2016 APACHES ENTERTAINMENT, SL;
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 秘密を抱える孤独な少年と怪物の交流を描いたダークファンタジー「怪物はささやく」が、6月9日に公開される。このほど、少年の心の闇と怪物の全貌を収めた予告編がお披露目された。

 原作は、英作家シボーン・ダウドの未完の遺作を、同じく英作家のパトリック・ネスが引き継いで完成させた同名小説。イギリス史上初めて、英児童文学賞のカーネギー賞と、1年間にイギリスで出版された絵本のうち特に優れたものの画家に対して贈られるケイト・グリーナウェイ賞を受賞した世界的ベストセラーだ。

 映画版は、原作に魅了された「パンズ・ラビリンス」(2006)のプロデューサーであるベレン・アティエンサが、「インポッシブル」(12)のフアン・アントニオ・バヨナ監督と再タッグ。スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で、監督賞を含む9部門での受賞を果たした。

 窓から教会の墓地が見える家で、不治の病を患う母親と2人で暮らす13歳の少年コナーは、毎晩悪夢にうなされていた。そんなある夜、コナーのもとにイチイの木の怪物が現れ、「3つの真実の物語を話す」と告げる。そして、コナーに「4つ目として隠している真実を語れ」と迫る。頑なに拒むコナーだったが、その日を境に怪物は毎晩現れるようになる。コナー役を新生ルイス・マクドゥーガル、その母親役をフェリシティ・ジョーンズ、祖母役をシガニー・ウィーバーが演じるほか、怪物の声をリーアム・ニーソンが担当している。

 公開された映像では、コナーが余命わずかな母親を寂しげな目で見つめる姿や、冷酷な祖母と打ち解けられずにいる様子、怪物が不気味な音を響かせながら家の壁を突き破り、大きな手でコナーを連れ去る場面などが映し出される。怪物との交流で徐々に心の闇を露にするコナーだったが、怪物が求める“真実”だけは明かせないと泣き叫び、死にゆく母親への悲痛な思いが伝わる仕上がりとなっている。

 「怪物はささやく」は、6月9日から東京・TOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開。