携帯電話を持つ子供。中国北京で(2014年9月30日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】乳幼児の睡眠時間は、タッチスクリーン付きの機器で遊ぶ時間が長いほど短くなるとの調査結果が13日、発表された。

 英科学誌ネイチャー(Nature)系のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された研究によると、生後6か月から3歳までの子どもを対象に行った調査では、携帯電話やタブレット端末で遊ぶ時間が1時間長くなるごとに、1日の睡眠時間が16分近く短くなるとのデータが得られたという。

 テレビやビデオゲームと子どもの睡眠問題に関する先行研究ではその関連性が示されているが、タッチスクリーン付き機器に関してはこれまであまり調べられてこなかった。

 英国で2014年に行われた調査では、乳幼児715人の親に対し、子どもの昼と夜の睡眠時間や寝付くまでの時間、夜間に目を覚ます回数について質問。タッチスクリーン付き機器を使う時間についても聞いた。

 その結果、対象となった子どもの4分の3が、タブレット端末や携帯電話で日常的に遊んでいることが判明。2〜3歳の幼児では、同92%だった。1日の平均使用時間は25分だった。

 研究者らは、長時間の機器使用が睡眠時間の短縮に関連するだけでなく、寝つきの悪さとも関連性があることを指摘した。睡眠の質については、変化がみられなかったとしている。

 ただ、今回の調査研究は、タッチスクリーン付きの機器で長時間遊ぶことが幼児の睡眠時間短縮の直接の原因になっていること、また睡眠時間の短縮が健康に負の影響を与えているということについても断定はしていない。

 一部の専門家からは、この年齢の子どもたちの1日の睡眠時間が平均12時間であることを考えると、データで示された1日あたり6分の睡眠時間短縮はあまり大きな意味を持たないと指摘する声も上がっている。
【翻訳編集】AFPBB News