12日、韓国・東亜日報は、未曽有の就職難に苦しむ韓国の若者たちが、就職するために数々のものを諦めている実態を伝えた。写真は大学の卒業式の様子を報じる韓国紙。

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2017年4月12日、韓国・東亜日報は、未曽有の就職難に苦しむ韓国の若者たちが、就職するために数々のものを諦めている実態を伝えた。

ソウルの崇実(スンシル)大にこのほど設置された「青年アングリーボード」、学生らに「私は就職のために○○まで諦めた」との質問を提示し、これまでに60近くの回答が寄せられた。設置側は「バックパック旅行」や「趣味」のような回答を予想していたが、実際には1位「睡眠(13人)」、2位「恋愛(10人)」という結果になり、就職難のために「恋愛」「結婚」「出産」を諦めざるを得ない「三放(サンポ)世代」の実態が明らかになった。その他にも、青春の特権である「友達(2人)」という回答や、「健康」や「ご飯(食事)」という回答も目立ち、就職のためなら社会的関係はもちろんのこと、生活に必要なものであっても果敢に諦める若者たちの切迫した様子が分析できるという。

これについて、20代を中心とした韓国のネットユーザーからは「自分自身すら諦めようかと一日に何度も考える」「私は就職のために自分を諦めた。何でもできる青春だけど、何もできない現実…やりたいことを諦めなければならない現実…諦める過程を次々に学んでる」「資格試験やTOEICの勉強をする理由が分からないけど勉強してる。自分が何してるのかも分からない」という切ないコメントや、「就職できても心配。就職すれば分かるよ」「職場に行けば人生を諦めるることになる」「就職しても問題。何が好きで何が得意なのか分からないまま、与えられた仕事をするのに忙しい」と就職後の苦労を吐露するコメントなど、さまざまな声が飛び交っている。

一方、「情けない国。なのに大人たちは『努力が足りない』と言う。国が崩壊しないのが不思議なくらい」「ここまで来ると、フランスなど他国ではデモが起こるんじゃない?でも韓国はさらなる努力をする」「国を諦めた。今は海外就職を準備中」と韓国を非難する声も多く上がった。(翻訳・編集/松村)