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Microsoftは4月13日(以下すべて現地時間)、Windows 10 Creators Updateで更新したHyper-Vの新機能を公式ブログでアピールした。具体的には以下に並べる6つの新機能を備えている。

・クイック作成
・チェックポイントのネスト化
・仮想マシン接続の動的リサイズ
・仮想マシンウィンドウの拡大
・NATの改善
・メモリー管理の改善

まず「クイック作成」はこれまでウィザード形式で行ってきた仮想マシンの作成をワンステップで実行するというもの。既定では第2世代の構成で、ダイナミックメモリーが有効な状態で2GBのメモリーと、仮想プロセッサー数は4つ。100GBのVHDX(仮想HDD)が割り当てられる。

「チェックポイントのネスト化」は、仮想マシン内でHyper-Vの実行を可能にするNested Hyper-Vをサポートすることで、チェックポイントの作成と保存状態への移行が可能になった。「仮想マシン接続の動的リサイズ」は仮想マシンのウィンドウをリサイズすることで、仮想マシンのデスクトップサイズを動的に変更するというもの。本機能を利用するには、拡張セッションの有効化と、仮想マシンのOSがWindows 8.1 / 10 / Windows Server 2012 R2 / 2016の場合に限られる。

「仮想マシンウィンドウの拡大」は、仮想マシンへの接続に拡張セッションを無効にした状態で、拡大レベルを調整できる機能。「NATの改善」は単一ホスト上の複数NATが利用可能になり、VFP(Virtual Filtering Platform)Hyper-Vスイッチ拡張を通じて、コンテナーホストから直接アプリケーションを構築することが可能になった。主に開発者向けとしてDockerやVisual StudioのUWPデバイスエミュレーターなどに用いられる。

「メモリー管理の改善」は他のアプリケーションが利用するメモリーを削除し、Hyper-Vの仮想マシンに割り当てるというもの。Microsoftの説明によれば、当初のHyper-Vはメモリーを控えめに割り当てていたものの、UWP開発者はVisual Studioのデバイスエミュレーターを起動する際にメモリーエラーを起こす機会が多かったという。そのため、Hyper-Vは仮想マシンが正常に動作するための充分な空き容量があるか確認し、メモリーを確保するルートメモリー予約機能を用意していたが、Creators Updateでは自動的に処理を行うため不用になった。

阿久津良和(Cactus)

(阿久津良和)