ストレスの多い人生よ、さようなら。完璧主義を手放すヒント4つ #ごきげんな私を作る

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日本人はよく「完璧主義」という言葉で表現されます。なかなか壊れないMade in Japan製品や、すみずみまで行き届いたホスピタリティーとカスタマーサービス、細かい部分まで「審美」と「快適さ」を追求する職人的な姿勢は、海外の人々を感心させる日本の誇るべき文化的特徴です。
でも、その完璧主義な姿勢が個人の生き方までを支配していたら、おそらく人一倍ストレスの多い人生になってしまいます。なぜなら、完璧主義の人々は、自分の中に住んでいる自己批判の声と常に戦っているから。
自己評価が厳しく、疲れてしまう完璧主義
完璧主義な人は、自己評価が厳しくなりがちです。自分を限界まで追い込んで無理したり、余計な仕事を抱え込んだり、気配りしすぎたり......。完璧主義はとても疲れます。でも、それでもやっぱり完璧を目指す自分でありたいと思ってしまうのが、完璧主義の人の特徴です。なんとも矛盾しているこのモチベーションは、一体どこからやってくるのでしょうか。
他人中心の生き方になっていない?
全てをきちんとできなければ気が済まない。なんでも100%で取り組みたい。周りの人たちにきちんとしている、しっかりしている人だと思われていたい。そんな思いを抱えながら生きている人は、仕事も人間関係も真面目に取り組むので周りからの信頼も厚いはず。
でもじつは、心理学では完璧主義をワーカホリックと同様に依存症と捉える見方があります。これは、ワーカホリックの人が仕事に夢中になりすぎて私生活を犠牲にしてしまうと同様に、完璧主義者は完璧という観念にとらわれ過ぎて、自分自信を犠牲にしまう傾向があるからです。
一般的には、完璧を目指すことは自分を向上させるポジティブなモチベーションだと捉えられがちです。でも、最もよく観られているTEDトーク(傷つく心の力)で知られているブレネー・ブラウン女史は、「完璧主義は自分中心ではなく他人中心の考え方であり、自分ではなく他人を喜ばせることを原動力に生きていること」だと話しています。
完璧主義の人は、頑張ることで周りから高い評判・評判を得ることを重要と考える傾向があります。そして、その高い評価を保ち続けるために、さらに完璧を目指して走り続けてしまいます。でも、「完璧」という観念は、自分の中から生まれてくるものではなく、他人や社会が求める理想や期待の状態を表しているもの。そして、他人や社会が求める理想や期待は、とても曖昧で気まぐれです。非現実的な理想や個人の限界を無視した期待を求められた結果、完璧主義者の人は次から次へと自分よりデキる人や高い目標を見つけて、「私なんてまだまだ......」と、自分に厳しい自己評価を下してしまいます。
自分に厳しく、他人にも厳しくストレスフルに
完璧にこだわりすぎると、他人の視線を気にするあまり自分のニーズを後回しにしがちです。また、自分に対してだけでなく自然と周りへの期待値も高くなるため、自分と同じように頑張らない人に腹が立ったり、効率の悪い人にイライラしてストレスも溜まりやすくなります。
完璧主義でいることで周りからの評価は向上しても、自分自身を前向きに捉えることができなかったり、気持ちにゆとりが持てなかったり......。完璧主義の人は、自分に甘くなってはいけないと思うばかりに自分に対する優しさを持てないことが多いようです。
また、自分のイメージを崩すことや失敗することを恐れて、常に安全圏に滞在しようとする傾向もあります。でも、"人生のマジックは、全て自分の安全圏の外側で起きるもの"という言葉がある通り、ときには完璧な自分のイメージを手放して冒険してみなければ、予想を超えた素晴らしい経験をすることはできません。