仕事にプライベートにいつも頑張っているオトナ女子。でも、毎日うまくいくハズもなく、「仕事でトラブった」「パートナーを怒らせた」……などなど、理由はなんであれ、落ち込む日だってある。

ある程度キャリアを積んできた20代後半から30代のウートピ世代は、そんな落ち込みをどうやって乗り越えているの?

日々頑張っていれば、避けては通れない「心の凹み」を翌日に持ち越さずソッコー回復する方法をヒアリング調査してみました。

みなさん、どうやって自分自身を保っているの?

とにかく寝る

31歳・外資系企業勤務

何事においても引きずらないタイプの私は、寝たらたいていのことは忘れてしまいます(笑)。具体的に何かミスや問題が発生したなら、しっかり解決策を考えます。悩むことも必要だと思うんです。でも、寝る前まで解決策を考えたら、あとは忘れて眠りにつきます。悩むことも必要だけれど、ウジウジ考え続けても仕方がない! それに朝起きると、たいがいスッキリしてます。「翌朝まで引きずらない」と自分の中で決めることが大事かな。

食べたいものを食べる

28歳・IT企業勤務

仕事でも恋愛でも何か凹むことがあれば、まずはストレス発散! なので、仕事が終わり次第、ソッコーで飲みに出かけますね。友達を誘うこともあれば、ひとりで行くことも。その時の気分でとにかく食べたいものを食べます。「食欲」は人間の三大欲求なので、まずはそこを満たそうと(笑)。お酒も好きなものを飲んで、だんだんいい気分に。恵比寿や中目黒で1、2時間飲んで満たされたら帰宅して寝ます。翌朝にはかなりストレスは軽減されてますね。

ひとり黙々と本を読む

33歳・金融機関勤務

普段から読書が好きなんですが、落ち込んだ時は西原理恵子さんのマンガや、深澤真紀さんのエッセイ、「ディスカヴァー・トゥエンティワン」という出版社から出ている自己啓発本シリーズをひとりで黙々と読みます。

西原理恵子さんの本はとにかく力強い。どん底から這い上がってきたハングリー精神に触れると、「仕事は辞めちゃいけないんだな」と思えます。深澤真紀さんの本はがんばりすぎなくていいというメッセージにホッとします。ディスカヴァー・トゥエンティワンの本にも救われてます。特に『超訳 ニーチェの言葉』などラクに読める偉人や哲学者の言葉が、心を癒してくれますね。

ちなみに、恋愛で凹んだ時は、ちくま文庫(訳:大塚ひかり)の『源氏物語』を読みます。だって読んでいると、「1000年以上前から男はしょうもないんだな」と気づくから(笑)。『源氏物語』でも傷が癒えなければ聖書を読みます。すると、「2000年以上前から人類はみんな大変なんだな」と思えるから(笑)。ネットで「聖書 言葉」と検索してもありがたいお言葉が出てきます。

朝ベッドの中で「私には価値がある」と言い聞かす

34歳・出版社勤務

いくら仕事で努力してもなかなか自分に自信が持てなくて、悩んでました。そこで最近は自尊心を高めるトレーニングとして、毎朝起床時にベッドの中で「私には価値がある」と言い聞かせるようにしています。つまり、自分で意識的にモチベーションを上げるんです。もともと「この世の終わりか……」と感じるほど朝が嫌いだったんですが、これを実践するようになってから、朝起きるのもラクになりました。「自分で自分を認めてあげる」。これって、自分自身を保ち続けるためにすごく大事じゃないかな。

イヤリングを買う

30歳・マスコミ勤務

もう10年以上、あるジュエリーブランドのイヤリングを集めているんですが、30組以上あるイヤリングのほとんどすべてが、凹んだ時に購入したものです。凹んだ時は、極限まで人間嫌いになっているので、もう誰にも会いたくない。だから、新宿・伊勢丹の1階に入っているショップに行って、無機質な石たちを眺めて心を癒します。

そして、散々物色して「これが一番癒してくれた」と思えたイヤリングを毎回購入。「こんなふうに欲しいものをポンッと買えるようにまた頑張ろう」と思えます。イヤリングの他にも食器とかもいいですね。とにかく凹んだ時は無機質な美しいものが一番効きます。

上を向く

27歳・メーカー勤務

昔新体操をやっていたんですが、その時のコーチに「ツラい時は自然と目線が下を向いてしまうから、意識して上を向きなさい。そうすると、心も少し軽くなるから」と言われたんです。以来、凹んだ時ほど、意識的に上を見るようにしています。それに空を見上げて太陽の光が顔に当たると気持ちいいですしね。

汗を流す

31歳・IT企業勤務

落ち込んだら、時間を見つけてジムでひたすら走ったり、筋トレしたりして、汗をかきます。ジムに行く時間がなければ、帰宅してから半身浴。汗を流すと心がスッキリして軽くなるんです。運動していると無心になれるし、半身浴でも瞑想しながらお湯に浸かっていると心が落ち着きます。

よき理解者にトコトン話を聞いてもらう

34歳・メーカー勤務

凹んだら、まずは「よき理解者」に相談します。上司、親友、パートナーが私にとっての理解者。会えない時は、LINEや電話などでトコトン話を聞いてもらいます。長い時だと、2時間くらい付き合ってもらうことも、寄り添う言葉をかけてもらったり、厳しいアドバイスを受けたり、第三者の目を通した意見がもらえて、だんだん冷静になれるんです。そうやって心の中のものを吐き出してしまえば「また頑張ろう」と思えます。

あえて口角を上げて笑う

30歳・ベンチャー企業勤務

学生時代の恩師に、「つらい時こそ笑いなさい。悲しい時でも笑っていれば自然と気持ちはラクになるから」と教わったんです。以来、凹んでいる時こそ口角を上げて無理やりにでも笑うようにしています。「強がっているだけかな?」と思うこともあるんですが、無理やり笑っていれば本当に気持ちがラクになる。

大きな仕事を任されたのに期待に応えられなかった時、どうして乗り越えられない壁にぶち当たった時、ただただつらくて逃げ出したくなるような日々もあったんです。でも、無理やりにでも口角を上げて笑っていると、まわりも笑顔になって「この人たちと一緒に乗り越えていこう。仲間がいて幸せだ」と思えて。「笑う門には福来る」ってホントなんですね。

過去に乗り越えてきたことを思い出す

32歳・広告代理店勤務

人は生きていれば、それなりに「乗り越えた壁」があると思うんです。凹んだ時は、その時のことを思い出して、「あの過去を乗り越えたんだから、今回も大丈夫」と自分に言い聞かせるようにしています。ちなみに私にとって過去最大の壁は、入社1年目でパワハラ上司ばかりのチーム配属になったこと。当時は毎日泣きながら仕事してました。でも、あれを克服できたんだから、たいていのことはヘッチャラって思えます。あとは何事も時間が解決してくれると信じてるので、「今日はこんなひどい一日だったけど、明日はいい日になるぞ」と思うようにしてます。

凹んだ理由の因数分解をする

32歳・外資系コンサル勤務

コンサルは、問題を因数分解して原因を突き止め、解決策を提示するのが仕事。だから、自分が凹んだ時も「何が悪かったんだろう?」と因数分解を始めちゃいます(笑)。原因がわかったら、次は解決策を見つけるためにさらに因数分解。そうしているうちに、問題が整理されて、次に乗り越えるべき課題がはっきり見えてくるんです。落ち込む時こそ、成長の時ですね。

これまでさまざまな経験を積んできたオトナの女性ならではのリセット法。方法は本当に人それぞれでしたが、みなさん「その日のうちに解決する」と心に決めているようでした。

誰にだって落ち込む日はあります。その日はツラいかもしれませんが、「10時間以内に確実にリセットする方法」にチャレンジしてみると、少し心がラクになるかも。

みなさんにとって明日もよき日となりますように!

ウートピ編集部