日産は東南アジア市場に向けた有力拠点としてタイを位置付けており、2カ所の工場ではマーチやラティオ(現在は絶版)など、日本向けモデルも生産している。

タイではやはりピックアップトラックのナバラを中心にした販売だが、乗用車系車種のラインナップにも力を入れており、日本にはない専用車も販売している。

今回のショーのテーマに合わせた環境性能車は、NV200をベースにしたe-バイオ・フューエルセルのコンセプトカーを出展していた。これは日産が先に技術発表したもので、バイオエタノールなどの燃料を使い、クルマの中でエタノールから水素を発生させて走るタイプの燃料電池車だ。

高価で大きくて重い水素タンクを搭載する必要がなく、また取り扱いが容易なエタノールを燃料とすることで水素供給インフラの影響を受けないのが特徴だ。現在市販されている燃料電池車よりも大幅に安く、量産できるようになれば一般的な電気自動車と同じくらいの価格になると見込まれている。

日産はマーチやアルメーラ、シルフィ、ティアナなどをタイで販売してきたが、今回はノートを初めて出展した。日本ではすでにモデルサイクルが長期化しているが、タイでのラインナップの充実化を図る必要があると考えたようだ。

もうひとつシルフィターボも注目されるモデル。日本では販売していない1.5LのDIGターボで190psのパワーを発生する。

(村木哲郎)

【バンコクモーターショー2017 その4】日産はバイオFVCや日本にないシルフィターボ190psを展示(http://clicccar.com/2017/04/13/461893/)