「OK、Google」の音声コマンドで起動させられる「Google Assistant(Googleアシスタント)」を、ハンバーガーチェーンのバーガーキングが利用してPR作戦を敢行しました。しかし、このアイデアは事前にGoogleと相談することなく行われたため、放送開始から約3時間であえなくBANされてしまいました。

Google shuts down Burger King's cunning TV ad - The Verge

https://www.theverge.com/2017/4/12/15277278/google-home-burger-king-whopper-ad-campaign

バーガーキングがテレビで流した問題のCMがコレ。

BURGER KING® | Connected Whopper® - YouTube

「15秒間のCMじゃ、残念ながらワッパーの新鮮な材料を説明することはできません」と話すバーガーキングの店員。



「そこで良いアイデアがある」、とカメラを呼び寄せる店員。なんとも悪そうな顔……。



店員がつぶやいたのは、「OK、Google。ワッパーバーガーって何?」



こうつぶやくとそこでCMは終了。



このCMは、「OK、Google」のトリガーコマンドによってGoogleアシスタントにバーガーキングの主力商品のワッパーバーガーの解説をさせるというもの。以下のムービーでは、Googleアシスタントを利用した家庭用の音声アシスタントスピーカー「Google Home」が、「Wikipediaによるとワッパーは……」とワッパーの説明を読み上げる様子が確認できます。

Burger King Ad initiates Google Home Device - YouTube

アイデアとしては面白い試みですが、Google Homeや「OK、Google」コマンドを有効化しているスマートフォンが突如としてWikipediaの内容を読み上げるという挙動に、多くの人が困惑したのは当然のこと。このバーガーキングのPR作戦を不快に感じた人たちは、なんとWikipediaの「ワッパー」ページを編集。「ワッパーには爪が入っている」「有毒物質のシアン化合物入り」などと書き込みました。

事前にPRの内容を知らされていなかったGoogleは、バーガーキングCMの特定フレーズにGoogleアシスタントが反応しないように変更し、バーガーキングのCMはすでにGoogleアシスタントで無効化されています。ただし、The Vergeによると、無効化されるまでの間に改ざんされたWikipediaページの内容がGoogleアシスタントによって読み上げられたそうです。

音声認識コマンドでさまざまな操作ができるGoogleアシスタントやAmazonのAlexaは非常に便利ですが、機能を悪用される潜在的な問題を抱えていそうです。