キャスト陣の仲の良さに坂本浩一監督もニッコリ

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 タツノコプロが1974年に発表した人気テレビアニメを実写映画化した「破裏拳ポリマー」の完成披露試写会が4月12日に東京・新宿バルト9で開催され、溝端淳平、山田裕貴、原幹恵、柳ゆり菜ら出演陣と坂本浩一監督が舞台挨拶を行った。

 拳法“破裏拳”流の達人でもある探偵・鎧武士(溝端)が、重火器を無効化し、単体で軍とも渡り合えるという特殊装甲スーツ「ポリマースーツ」を身につけて悪と戦うさまを描く。本格アクション初出演となる溝端が、4カ月間のトレーニングを経て鍛え上げた肉体を披露している。山田は、武士と組んでポリマースーツ盗難事件を追う刑事・来間譲一、原は来間の同僚・稗田玲、柳は鎧探偵事務所の大家であり探偵助手の南波テルに扮する。

 「ヒーローに縁がないと思っていた」と明かす溝端は、トレーニングにつきっきりだったという坂本監督に尊敬のまなざし。「ジェット・リーと戦っていた男ですからね。(トレーニングでは)自らミットを持ってくださった。役作りとアクション(訓練)を同時並行で行えた」と感謝を述べつつ、「監督が技を実演してくださるんですが、現場にいた僕とか若手のアクションアクターよりも、誰よりもキレキレ。みんな落ち込む(笑)。真似できないんです」と明かし、会場は笑いに包まれた。舞台上では、溝端が自ら、坂本監督が考案した独自拳法“破裏拳”を披露。坂本監督を相手にキレのあるパンチを叩き込むと、客席からはどよめきが上がった。

 溝端と凸凹コンビを組んだ山田は「アクションだけではなくヒューマンの部分が届けばいいな。ちゃんとホロッとできる部分を楽しんで」とドラマ面の見どころを強調。溝端も「脚本に感動しました。まっすぐでピュアで、武士の成長物語でもある。家族愛、友情、成長といったヒューマンな要素が詰まっています」と同調した。

 作品にちなみ、キャストが自身の“必殺技”を明かすひとコマも。「疲れていても先輩の話を聞かなくちゃいけないときに、何でも『すごいっすね』で乗り切る」(溝端)、「落ち込んだときに、鏡を見て『俺、天才』って言います。必殺“言霊”!」(山田)、「気になる男性がいたら上着を1枚脱いでみる」(原)、「たまに出す関西弁」(柳)とバラエティに富んだ回答の数々に何度も笑い声が上がった。坂本監督は、キャスト陣の和気あいあいとした雰囲気に「懐かしいね」としみじみ。溝端も「生傷も絶えなかったけど、笑いも絶えない現場でした!」と結束感をアピールした。

 「破裏拳ポリマー」は、5月13日から全国公開。