11日、中国のポータルサイト・今日頭条は、日本で暮らす外国人への差別がしばしば発生する理由に関する評論文を掲載した。資料写真。

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2017年4月11日、中国のポータルサイト・今日頭条は、日本で暮らす外国人への差別がしばしば発生する理由に関する評論文を掲載した。

筆者は、華字紙・日本新華僑報の編集長である蒋豊(ジアン・フォン)氏。蒋氏は、世界で日本旅行の人気が高まっている一方、日本国内における外国人への差別が数多く発生していると指摘。法務省が3月に発表した調査結果で、在日外国人の3割近くが「差別的な言論を受けたことがある」と回答したことなどを伝えた。

その上で、「必死に外国人観光客を呼び寄せてお金を集めようとする一方、外国人にノーを突き付けるという日本社会の二面性は、実は意外なものではない」とし、二面性が成り立つ背景について論じている。

まず、「資源が乏しいことによる排他的な文化が日本社会に深く影響しており、表面的には謙虚で礼儀正しいが、内心には弱肉強食の競争心がなおも残っている」とした。次に、「経済発展を遂げた日本社会や日本人は長きにわたり優越感を抱いてきた」とし、「途上国に対して日本の基準を持ち出す日本人や日本の業界は多い。高圧的な心理はなかなか元には戻らない」と説明した。

さらに、「社会問題が山積して自らの生存や発展が危ぶまれる日本国内の状況が、台頭する外国との競争や大量の外国人流入に対する警戒心や排他的な姿勢を抱かせており、それが差別となって表面化している」と分析。最後に「日本が積極的に国際化の看板を掲げたいのならば、在日外国人の生存環境改善から取り組み、『心の病』を徹底的に治さねばならない」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻)