上北健

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シンガーソングライター上北健が、4月12日に2枚目のミニアルバム『LAYERED』をリリースする。最新作について話を聞いた。

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タイトル“LAYERED”とは、“(大地などの)層状”という意味。「生まれてからいまに至るまでのたくさんの経験が、その人の“層”。僕の中にある“層”を切り開いて6曲を作りました。改めて、自分の中にもいろんな感情があるんだなって感じました」という上北。

ボーカリストKK(ケケ)として活動していた上北が、シンガーソングライターとして活動をスタートした2015年のアルバム『SCOOP』の頃は、「自分のモヤモヤした部分をエネルギーにして曲を書いていた」という。「それが違うもの」へと変化していったのは、「自分を俯瞰で見られるようになり、曲を聴いてくれる人を意識して曲を作るようになった」から。リード曲『笑って咲いて』は、「自分自身に足りない部分を感じている人たちへ向けた曲」と話す。誠実さと優しさを湛えたその歌声で、“笑え、笑え”とエールを贈っている。

さらに、この6曲のイメージを物語にしたコンセプトブックも同時リリースする。これは前作『TIDE』からの試みだ。「曲には人それぞれの解釈があり、ストーリーを付けるとイメージが固まってしまう恐れがあります。でも、それぞれに余白を持たせることで、逆にイメージを広げることができた」という。確かに聴き手の気持ちを揺さぶる楽曲に対して、ストーリーではファンタジーな世界が展開し、より上北のメッセージを感じることができる。

新しいことへ挑戦する姿勢。それは、ミニアルバム『LAYERED』をリリースした今週末、4月15日(土)に開催する、年に1度のワンマンライブイベント「僕と君が、前を向くための歌」にも表れている。前回、チケットが完売したこの人気公演は、回を追うごとにバージョンアップを図っている。「今回が3回目。前回はライブにムービーを入れましたが、今回はこれまでとは全く違ったものになります。新しいことをたくさんやりますので驚くと思いますよ」と準備万端。

新しい試みのひとつとしてテーマソングも用意。「夢があってもなかなか前に進めない人たちに、最初の一歩を踏み出してもらえるような曲になりました」とのこと。ここでしか聴けないテーマソングも楽しみだ。「しっかりとしたテーマとストーリーがあるライブになっています。上北という登場人物が変化していく様を観てもらい、なにかを感じてもらえたら」と力強く語った。

「僕と君が、前を向くための歌 〜生きゆく街に海を見る〜」は日本橋三井ホールにて開催。チケット発売中。その後、アルバムリリースツアー“心の断面は美しいか”が6月よりスタート。なお、ツアーのチケット一般発売に先駆けて、オフィシャルHP先行を実施。受付は4月24日(月)昼12時から30日(日)午後11時59分まで。

取材・文:門 宏