12日、韓国版「NHKのど自慢」とも言える韓国の国民的人気番組「全国のど自慢」が、放送内容に品位を欠く部分があったとして、関係機関から勧告を受けた。資料写真。

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2017年4月12日、韓国版「NHKのど自慢」とも言える韓国の国民的人気番組「全国のど自慢」が、放送内容に品位を欠く部分があったとして、関係機関から勧告を受けた。韓国経済新聞など複数の韓国メディアが伝えた。

「全国のど自慢」は、韓国の公共放送KBSで毎週日曜午後0時10分からテレビ放送される視聴者参加型の音楽番組で、1980年11月に始まった長寿番組だ。

この番組で30年近く司会を務めるソン・ヘ氏(89)が、3月26日の放送で、出場した小学2年男児の股間を触るなど、品位を欠く行動をしたとして視聴者から苦情が寄せられていた。男児が女性歌手の曲を歌ったことから、性別を確認する意味で行ったとされる。

これを受け、放送の公共性・公平性・健全性などの確保を目的に設立された「放送通信審議委員会」の2017年第11回小委員会で、「放送審議規定第27条(品位維持)第5号に基づき、ソン・ヘ氏が、いかに国民から多く愛されている国民的MCといえども、放送なので注意を喚起させる必要がある」と、「全国のど自慢」に対し勧告を行うことが決定された。

これについて韓国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられているが、「今の時代、冗談でもこんなことをしちゃ駄目だよ」「これも笑いのネタだと思っているの?」「きっと昔のまま、時計が止まっているんだ」など、時の流れと共にテレビ番組で許容される内容が変化していることへの指摘に加え、「明らかなセクハラだ」「90歳近い人がすることじゃない」「勧告程度では処分が軽過ぎる」「もう引退した方が良いんじゃないか」など、ソン・ヘ氏への厳しい意見が圧倒的だ。

また、「子どものころ一番楽しみにしていた番組が『全国のど自慢』だったのに…」と残念がるコメントもみられた。(翻訳・編集/三田)