「きれい!」と人に言うと本人がきれいになってくる

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無意識のうちについつい言ってしまう口ぐせ。でも、その口ぐせひとつで幸せになれる人となれない人が決まってしまうとしたら……? テレビ出演多数の人気臨床心理士が、幸せを引き寄せる口ぐせの数々を、脳への効果や医学的理論を基に解説。今回は、「きれい!」という言葉の素晴らしい効用についてです。

脳は「自分に言われた言葉」と勘違いする

 ここまでにたびたびお話ししてきましたが、他人に向けて発した言葉であっても、脳は「自分に言われた言葉」と勘違いします。

 いいことを言えばいいように、悪いことを言えば悪いように脳が受け取り、自分自身にその影響が出てきます。

 大学時代、読者モデルをやらせていただいたことがあるのですが、撮影中、カメラマンさん、編集の方、ライターさん……皆さん寄ってたかって「かわいい〜!」「きれい〜!」と言ってくださるんです。私のモチベーションを上げようと、過度に言ってくださっているんですけれど、思わず嬉しくなってニコニコしちゃう。でもよく見ると、「きれい〜!」と言っているご本人たちがとても高揚しているんですね。満面の笑みで、お肌ツヤツヤ、輝いて見えました。

 このように、意識して周りに「きれい!」と言うように心掛けると、自分もきれいになっていきます。「きれい」が与える言葉の魔法が、発している自分自身に作用し、イキイキ、ツヤツヤしてくるのです。

 もちろん女性だけでなく、男性にも有効です。日本の男性は、あまり女性に「きれい」「美しい」と言いませんが、発すれば発するほど、自分自身に活力がみなぎり、若々しくなります。周りの女性もきれいになるし、優しく接してくれるようにもなりますので、ぜひ使っていただきたい言葉ですね。

 また、周りの女性に対して「きれい」を使うと、「きれいな女性と一緒にいられる自分」という認識が高まり、自己肯定感を得られるという効果もあります。「きれい」という言葉は一石二鳥なのです。

 話は少しそれますが、自分よりも若い友人がいる人、意識して若い人の輪に飛び込んでいる人は、年齢よりも若々しく、お肌にもハリがあります。若い人の中に身を置き、若い人ならではの言葉や感性に触れることで、脳や心が「自分も彼らと同年代なんだ」と勘違いするんですね。

 きれいになりたい方は、実際にきれいな人や、きれいになろうと自分磨きをしている人
に、意識的に近づくといいでしょう。自然と「きれいですね!」と言う機会が増えますし、「き
れい」に関する言葉を耳にする機会も増えることから、自分もきれいになっていきますよ。
きれいな人の習慣や言動を取り入れることも有効ですね。

(『幸せを引き寄せる「口ぐせ」の魔法』の本文の一部を掲載しました)