VR(仮想現実)の普及の障害に「VRは複雑すぎる」ことがあるとGoogleは考えています。そこでGoogleは、誰でもお手軽、簡単にVRコンテンツを楽しめるように、ウェブとVRを結びつけるプラットフォーム「WebVR」を発表しました。WebVRでは開発者は簡単にVRコンテンツを作成して公開することができ、利用者は簡易なスマートフォン用VRヘッドセットだけで、多くのVRコンテンツを楽しめます。

Come play with WebVR Experiments

https://www.blog.google/products/google-vr/come-play-webvr-experiments/

◆WebVRとは?

VRを誰でも手軽に仕えるコンテンツにするべくGoogleが考案する「WebVR」とは何かは、以下のムービーを見れば一発で理解できます。

WebVR Experiments: Virtual reality on the web for everyone - YouTube

VRは新しいコンピューティング体験を提供する大きな可能性を秘めた技術です。



ゲームだけでなく、旅行を仮想体験するなど、活用の範囲は非常に大きいのがVRで、「VRは誰もが手の届くコンテンツであるべき」というのがGoogleの考え。



しかし、現状のVRは複雑すぎます。



VRコンテンツ開発者は、新たにVR専用のコンピューター言語を学ぶ必要があったり……



多種多様なVRヘッドセットでのテストを行う必要があったりと、開発者に対する負担が大きすぎます。



VRコンテンツは簡単に作れて簡単にシェアできるべき。



簡単に作れて簡単にシェアできるのは「Web」



つまりWebにVRの機能を盛り込めばOK。



こうして誕生したのが「WebVR」です。



WebVRの使い方は極めて簡単。スマートフォンでGoogle Chromeアプリを起動。



WebVRコンテンツのリンクをタップするだけ。



画面が左右に分かれてVRモードに。



あとはCardboardなどにスマートフォンをセットすれば、VRコンテンツを堪能できます。



開発者はJavaScriptでWebVR用のコードを挿入するだけでOK。



WebVRは、簡易VRヘッドセット+スマートフォンという組み合わせだけでなく……



Oculus RiftやHTC Viveなどの本格VRヘッドセット+PCの組み合わせでもOK。



すでに、WebVRのコンテンツは「webvrexperiments.com」で公開されているので、誰でもすぐにWebVRの世界を体験できます。



WebVRのコードはGitHubで公開されているので……



開発者はコードを読んで、VRコンテンツを理解したり、自分で改良を加えたりできます。



もちろん、自分が作ったWebVRコンテンツを世界中の人と共有するために公開することも可能です。



◆WebVRコンテンツ

WebVRコンテンツはwebvrexperiments.comで公開されています。なお、WebVRコンテンツとして公開されているゲームなどはVRヘッドセットがない状態でもChromeで楽しむことが可能。VRヘッドセットなしでもとりあえずどんなVRコンテンツなのかを理解することは十分可能です。

・Konterball

ピンポンゲーム。オンライン対戦も可能です。



・Speak To Go

音声入力で世界中を旅できるアプリ。



・Sonic Umbrella

空からいろんなモノが降ってくるアプリ。



・Spot-the-Bot

VR外の人と協力してボットを探すゲーム。



・Mr Nom Nom

ドーナツをエサに敵を捕らえるゲーム。



Oculus RiftやHTC ViveのWebVRコンテンツ対応はまもなく始まるとのこと。WebVRの登場で、VRコンテンツはより一層、身近なものになりそうです。