女性は貧血やホルモンのバランスが周期的に変わることで偏頭痛が起きやすいと言われています。生理痛がある人は、頭痛時以外にも生理痛の緩和のために鎮痛剤を服用することも多いですよね。そこで気をつけてほしいのが鎮痛剤の使い過ぎで起こる「薬物乱用頭痛」。症状や治療法、予防の仕方などをご紹介します。

薬物乱用頭痛(MOH)とは

頭痛薬の飲み過ぎが原因で起こる二次性頭痛で、偏頭痛や緊張型頭痛がある人に起こりやすい頭痛です。偏頭痛や緊張型頭痛が月に数回の頻度であるのに対し、薬物乱用頭痛は慢性的に頭痛があるのが特徴。痛みも強くなっていきます。

・朝から頭が痛い
・頭痛薬を月に10回以上服用している
・以前服用していた頭痛薬が効かない
・頭痛がひどくなった
・月の半分は頭痛がある

このような症状がある方は、薬物乱用頭痛の可能性もあるので頭痛外来を受診しましょう。

偏頭痛持ちさんは要注意

薬物乱用頭痛は、痛みがひどくなっていくという傾向もあるため、痛くなる→鎮痛剤を飲む→もっと痛くなるという悪循環に陥りやすく、生活に影響が出ることも珍しくありません。頭痛薬は頭痛がひどくなる前に服用すると効果的なのですが、偏頭痛がひどい人は痛くなる前兆段階で頭痛薬を服用することも多く、意識せずに頻繁に服用してしまっていることもあります。自分が月にどのくらい頭痛薬を服用しているかって、あまり数えることはないですよね。月に10回以上服用したから必ず薬物乱用頭痛になるというわけではありませんが、リスクはかなり高くなるので注意が必要です。

正しい治療で頭痛が楽になることが多い

とはいえ、偏頭痛もちには頭痛はつらいもの。我慢することもまた生活に影響が出てしまいます。頭痛の頻度、頭痛薬の服用回数などを記す頭痛ダイアリーをつけるのがおすすめ。自分の頭痛の傾向を探ることもできます。頭痛の原因を知り、根本的な治療をすることで頭痛の頻度を減らしたり、頭痛薬の服用を減らすことができるので頭痛外来の受診がいちばんです。

薬物乱用頭痛は頭痛薬の服用を一定期間止めることで治りますが、反動で頭痛が起こることが多いため、それを緩和する薬を処方してもらえることも。頭痛薬を常用していた人が、筋肉の血流促進の投薬を受けることで頭痛が治まることもあるんです。ただし、これらは医師の判断のもと行う治療なので、自己判断で行うのは危険です。現在はロキソニンなどよく効く頭痛薬も薬局で買うことができます。しかし簡単に使い過ぎると弊害があることも覚えておかなくてはなりません。頭痛が頻繁な人は一度病院を受診してみましょう。


writer:しゃけごはん