C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ
 - 写真:高野広美

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 映画『スター・ウォーズ』シリーズの誕生から40年にわたって人気キャラクターC-3POを演じてきた英国俳優アンソニー・ダニエルズが、これまでのキャリアと共に、大切な友人との別れについて語った。

 自身のキャリアについて「C-3POがいない俳優人生を想像することはできません」と切り出したアンソニー。1977年に『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』が公開されて以来、C-3POが相棒のR2-D2と共に全シリーズへ出演している理由を、「それは彼が人間ではないからでしょう。中身は随分と古くなり、疲れたり不安定になったりしていますが、外見は1977年当時、人々の前に最初に現れたときのままです。それが数多くの人々にとって、とても強い心の繋がりとなっている」と分析する。

 そのうえで、C-3POと過ごした40年を「彼がもたらした衝撃は、私を他の演技の仕事から遠ざけることにもなりました。C-3PO役というのは24時間のフルタイムワークのようなものだからです。皮肉なことに、私は毎日働くのは好きではないのですけどね」と振り返るアンソニー。あまりに大きな影響に葛藤を覚えることもあったようだが、「年齢を重ねたことで、得難い贈り物をもらったと感じるようになりました」と笑みを浮かべる。「小さい子供たちを前にしたとき、ただの年寄りと思っている彼らの表情がC-3POのセリフをしゃべり出すと笑顔になる。素晴らしいことです」。

 そんな彼にとって2016年は、R2-D2役の ケニー・ベイカーさん、そしてレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーさんがこの世を去った年でもあった。「きっとキャスト全員にとっても難しい期間だったと思います」というアンソニーは、同時に「しかしファンの皆さんが、わたしたちが前に進めるように、導いてくれたんです」と述懐。「これからも時間が経つごとに、多くのキャストが去っていくでしょう。しかし、同時にわたしは、理解したことがあります。それは、彼らはいつまでもこの世界に存在し続けるということです。誰かがその人生を通して『スター・ウォーズ』について語り続け、その子供たちがまた、『スター・ウォーズ』を語り続けることによって、いつまでも永遠にね」。

 アンソニーは年末に公開を控える『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも登場予定。詳細についてはふれなかったが、「私としては、彼の役割が大きかろうと小さかろうとどちらでも良いと思っています。作品において最も大事なことは物語であり、それに貢献することさえできれば、私自身は気にしません。それに扱いが大きくても小さくても、お給料は同じですからね」とちゃめっ気たっぷりの笑みを浮かべた。(編集部・入倉功一)

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日より公開