「人は見た目が100パーセント」で“リケジョ”を演じる水川あさみ、桐谷美玲、ブルゾンちえみ(左から)

写真拡大

「第一印象は15秒で決まる」と言われることがよくある。特に就職活動を経験してきた人なら、面接は入室から着席までが大事だから、と口を酸っぱくして言われてきたことだろう。

【写真を見る】さえないリケジョが帽子&ストールで大変身!?

かくいう私は、第一印象が大体悪い。顔色も悪い、いや、そもそも顔が悪い。どうせ悪いなら…と、悪ぶってコンビニ前で某シャリシャリ系アイスを食べながら何時間も過ごしたことは…全くない。

何が言いたいかというと、こんな顔面コンプレックスの塊のような人間としては、できれば避けて通りたいような挑発的なタイトルのドラマ「人は見た目が100パーセント」が、4月13日(木)夜10時にスタートするということだ。

各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。今回は、桐谷美玲が主演を務める「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ系)を取り上げる。

同作は、製紙会社に勤務する真面目で見た目はさえない研究員・純(桐谷)が、研究室の同僚女子、満子(水川あさみ)と聖良(ブルゾンちえみ)と流行のメーク、ファッション、美容などの「美の特別研究」を始めるラブコメディー。

八王子製紙で製紙素材の分析をする“リケジョ”の研究員・純は、子どもころからファッションやメークに興味がなく、いつしか周りの女子から置いていかれてしまった、自分に自信がない地味な女性。

ある日、純や研究員仲間の満子、聖良らが所属する第3研究室が、大手化粧品メーカー・クレエラジャパンに吸収されることが発表される。クレエラ社は、丸の内にオフィスを構え、1階には榊(成田凌)らイケメン美容師がそろった人気美容室もある、これまでの純の人生とは無縁の、おしゃれな世界にある会社だった。

クレエラ社は、純らが研究しているセルロースナノファイバーの高い保湿効果に注目し、新しいファンデーションの開発に応用したいらしい。

顔合わせを兼ねたクレエラ社の新年会に出席した純らは、その華やかさに圧倒される。おまけに純は、くじ引きでクレエラ社の人気化粧品が当たったものの、使い方すら分からず、ステージ上で大恥をかいてしまう。

クレエラ社で統括マネジャーを務める松浦(室井滋)と共に、冷ややかな目でその姿を見ていた丸の内研究センター長・國木田(鈴木浩介)は、そんな純に「これからはもう少し身なりに気を使った方がいいんじゃないですか? “人は見た目が100パーセント”なのですから」と言い放つ。

困り果てた純、満子、聖良は今まで知らなかったビューティーについて学んでスキルアップを図ろうと決意し、流行のメークについて研究を始める。苦労の末、“うさぎ顔メーク”を完成させた純らは、同僚研究員の丸尾(町田啓太)、三沢(堤下敦)の前に立つ…というのが第1話のストーリーだ。

いやはや「人は見た目が100パーセント」というタイトルで、主演が“美しい顔の代名詞”ともいうべき桐谷と聞いたときは、なんとイヤミな…!と思ったところだが、内容を知り、なるほどなと納得。

いや、納得しつつもやはり「世界で最も美しい顔100人」(TC Candler)で、10位以内に入ったこともある桐谷の顔が完璧過ぎて、メークをちょっといじったぐらいじゃ、美しさは隠せないような…。

とまあ、そんなただのファンみたいな発言はともかく、桐谷、水川、ブルゾン3人のさえないリケジョっぷりは案外“化ける”かも。

どこか彼女たちは、研究所でブツブツ上司の愚痴を言ってそうな気だるさというか、そんな感じの雰囲気を出しており、もしかしたらどこかの研究所を探せば本当にいるんじゃないか?と思わせてくれる、親しみやすさを感じた。

ちなみに個人的には、桐谷演じる純の家にいる謎のロボットが気になったのだが、あれは一体…?

第1話だけを見た感じでは、どんなことができるのか分からないものの、独り暮らしで寂しい私のような人間にこそピッタリなので、どこかの親切な人があの子を編集部に送ってくれないかなあ…。

そして劇中で出てくる過去の純の映像がもう爆笑。詳しくは書けないが、特に小学生の部分はズルイを通り越して卑怯!(笑) 漫画のようなことを実写でやりおって。油断したら見逃しそうなシーンなので、そこはおつまみ探しに台所へ行きたい欲求もグッとこらえて、画面を見詰めておこう。

あと、クレエラ社のパーティーのシーン。抽選が当たるか否か、どうか当たらないでほしいと祈る3人の姿には共感しかなかった。HSB(人見知りシャイボーイ)の私もこの手の行事が大の苦手。

それでもなぜかこういうときに限って抽選に当たっちゃうのが、さえない人間の世の常。純の気持ちが痛いほどよく分かるし、こんな“公開処刑”を受けるくらいなら、どんなにすてきなものでも当たらないでほしいってね。

理系男子役の町田啓太と桐谷の絡みはどうしても1年前のドラマを思い出して、懐かしい匂いがした。つい“すみれ”の花時計を探してしまうほど。

その他、室井滋の“業界の大物感”に、ブルゾンが意外とハマリ役な件はもちろんだが、「脱兎のごとく〜」とか「七難隠す〜」の使い方とか、絶妙過ぎて思わず嫉妬してしまった。そんなふうに言葉遊びができれば、この記事のように長々と回りくどく書かなくても作品の魅力は伝わるのに。

どうせ見た目は35%の私だが、記事の見た目は100%に仕上げたいところだ。

って、見た目だけかい。