気象庁は2017年4月10日、エルニーニョ監視速報を発表した。「4月〜10月の間の見通し」として、今年の夏の終わりまでに異常気象の原因となるエルニーニョ現象が発生する確率は50%としている。

直近のエルニーニョ現象は14年夏から8季続き16年5月に終息した。発生すると、環境や人間の健康面などにも影響がある。

09年には東日本で冷夏、西日本で豪雨災害

エルニーニョは、東太平洋の赤道付近の海域で海面の温度が上昇する現象。同現象が起こると、世界各地に気温や降水量の変化など異常気象をもたらす。

監視速報によると、監視水域である南米ペルー沖での3月の海面水温が基準値より0.5度高い27.6度。過去30年の平均を0.5度上回るのは2か月連続だった。インドネシア付近の海面水温の状況などから気象庁では、この夏にエルニーニョが発生しても短期間で終息する可能性が高いとみている。

エルニーニョ現象が起こると日本では日照不足や、冷夏や暖冬になる傾向がある。09年に同現象が発生した際には東日本で冷夏となり全国的に暖冬となった。また、とくに西日本で豪雨災害が発生した。

近年増えているといわれる寒暖差アレルギーなどを持っている場合などは、今後に注意が必要だ。