日本自動販売機工業会によれば、2015年末における日本の自販機及び自動サービス機の普及台数は500万1700台に達しており、計算上は人口25人に1台の割合で自販機が存在するということになる。また、自販機及び自動サービス機の15年の年間売上金額は4兆8811億8320万円に達し、自販機を中心とした経済は非常に大きいことが分かる。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本自動販売機工業会によれば、2015年末における日本の自販機及び自動サービス機の普及台数は500万1700台に達しており、計算上は人口25人に1台の割合で自販機が存在するということになる。また、自販機及び自動サービス機の15年の年間売上金額は4兆8811億8320万円に達し、自販機を中心とした経済は非常に大きいことが分かる。

 中国では空港や高速鉄道の駅などで自販機を見かけることがあるが、街中ではあまり見かけないのが現状だ。自販機を設置しても売り物や売り上げが盗まれるためか、自販機はあまり普及しておらず、大都市を中心に7-8万台程度の自販機が普及していると推測されているが、日本の普及度合に比べればまだまだ少ないと言える。

 しかし、中国メディアの科技伝媒網は8日付で、「中国の自販機産業に春が来た」とし、最近の中国において自動販売機産業が急成長していることを紹介する記事を掲載した。

 記事は、最近の中国ではカップ式のコーヒー自販機、生絞りオレンジジュースが飲める自販機、また、「ミニカラオケ」を楽しめる自販サービス機などの「次世代自販機」が相次いで登場し、普及し始めていると紹介した。

 さらに中国のある自販機メーカーが16年上半期に自販機及び自動サービス機を通じて販売した商品の売上金額は約4億8800万元(約78億円)だったと紹介、これは前年同期比で9%の増加に過ぎないとしたが、同時期における「自販機そのもの」の売り上げは2億5700万元(約41億円)
であり、これは前年に比べて「10倍」の金額だと指摘、中国国内の自動販売機の数は絶えず増加していること裏付けるデータだと指摘した。

 記事が紹介した「ミニカラオケ」だが、これは小型のカラオケボックスであり、かつて日本の街にあふれていた公衆電話ボックスを大きくしたような外観をしており、なかには自販サービス機が設置されていて気軽にカラオケを楽しむことができる。「ミニカラオケ」はショッピングモールの通路などに設置されている。中国では電子決済が普及しているが、電子決済ならば売り上げが盗まれる心配もなく、中国でも今後は自販機が増えていくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)