サングラスがCMの正体を暴きました。

ヘヴィメタル・ファッション好きとしても知られる、モデルのケンダル・ジェンナー。つい最近、彼女が出演したペプシのCMが大炎上し、取り下げられる事態が起こりました。

それは街でデモ隊に遭遇した彼女が、バリケードとなって並んでいる警官にペプシを手渡し、口にした警官が微笑み周囲が和やかになるというもの。ペプシは世界平和を訴えたかったつもりが、視聴者には「黒人射殺事件に対する人種差別反対運動を商業利用している」という印象を与えてしまったのです。

そこで作られたパロディー動画が、これ以上ないほど痛快で痛烈な皮肉を込めた怪作となっています。ネタ元は、ジョン・カーペンター監督のあの作品です。



io9が取り上げたFlea Market Socialistの動画でした。

ネタ元は、人間社会がエイリアンたちに占領され、特殊なサングラスをかけると彼らの顔や洗脳メッセージが浮かび上がるSFスリラー映画『ゼイリブ』。

「特権階級や権力を持つ人たちは往々にしてエイリアンだった」というお話ですが、大量消費の代名詞みたいな炭酸飲料と『ゼイリブ』のメッセージは相性がカンペキ過ぎますよね。

CMの全編は、ハフポストのTaryn Finley‏さんがTwitterで公開したものをご覧ください。




このケンダルのイメージは、2016年7月に起きた抗議デモ「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」運動で機動隊の前に立ちはだかり、逮捕された黒人女性と重なります。それがなぜ、黒人ではないケンダルだと平和的になるのかも含めて、「tone-deaf(ズレている)」と指摘されたのでしょう。

ちなみにですが、Flea Market Socialistは他にも、政治色の強いシーンをいろいろと『ゼイリブ』風に仕立てた動画を公開しています。たとえばこちら。



人類を乗っ取っているのは、トカゲ人間レプティリアン説が濃厚なわけですが、本当にこのサングラスで彼らの正体が視えたら世界がひっくり返りそうです。

・ジョン・カーペンターのカルト映画「ゼイリブ」の豆知識10選

image: YouTube
source: YouTube(1・2), Twitter

Beth Elderkin - Gizmodo io9[原文]
(岡本玄介)