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全国の書店員が「もっとも売りたい本」を決める2017年の本屋大賞に、恩田陸氏(52)の『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)を選んだ。2位は、森絵都の『みかづき』(集英社)、3位は、塩田武士の『罪の声』(講談社)だった。

全国446店舗の書店員がノミネートされた10作品の中から投票で決めた。『蜜蜂と遠雷』は、今年発表された直木賞にも選ばれておりW受賞。その上、恩田の『夜のピクニック』は2005年の本屋大賞に選ばれており、2度目の受賞という快挙だった。

ストーリーは、養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年など様々な経歴を持つ若者たちが、国際ピアノコンクールに挑む青春群像小説。「音楽が聞えてくるようだ」と評判が高かった。

執筆に7年費やした

執筆に7年を費やしたという恩田は「12年前に『夜のピクニック』が第2回本屋大賞に決まったと連絡をいただいたときに半信半疑だったことを覚えています。日々、本を読んで、本を売っている書店員さんに選んでもらったということで、ものすごくうれしくなった。やっぱり本屋大賞は私の誇りです」と受賞の喜びを語った。

この受賞作品を読んだ司会の加藤浩次は「これ読ましていただいたんですが、音楽なんて全然わからないのに、どんどん入っていく。流れるようなリズム感ある文体なので読みたくてしょうがなくなるんですよ。あれは素晴らしい」とベタ褒めだった。