3月28日にNHK総合テレビにて関西地方のみで放送された『どらむでクッキング』(午後10時50分〜)が、あまりに斬新で攻めまくってると話題になっています。

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『どらむでクッキング』はドラムのリズムに乗せて包丁やフライパンでの調理方法を学ぼう! という何とも斬新でこれまでにない新しい教養エンターテインメント番組。キャスターの宮川俊二さんを中心に、LUNA SEAのドラマー・真矢さん、ミュージシャンでドラマーのシシド・カフカさんが料理講師のみわこうじさんに指導されながら料理をつくる手順に合わせドラムを叩くというシュールな番組構成となっています。

今回紹介されたのはトマトサラダとカルボナーラですが、番組ホームページではレシピに加え、番組内で料理をつくる際に合わせたドラムセットも紹介しているという徹底ぶり。

それにしても一体どんな経緯で誕生した番組なのか気になりますよね。
というわけで、今回は番組制作担当者に色々聞いてみましたよ!

■新しい番組を生み出したいという思いから……

『どらむでクッキング』は近畿の若手番組制作者たちが集まり、“これからのTV番組を面白くするにはどうすれば良いのか”、“新しいものはどうやったら生み出せるのか”ということを1年前から勉強会で話し合ってきた結果生み出された「おもラボ」シリーズのうちの1作だそうです。他に第1弾として3月11日に放送された『秘密の懺悔鍋』、3月18日に放送された第2弾の『ネコがみるみるテレビ』があり、今回で第3弾となります。

シリーズでは出されたアイデアを元に、「え?それ番組になるの」と普通ならやらない企画も、本気でつくれば面白いものになるのではないかという実験的な意味合いのもと、面白い番組の種を見つけるという主旨で制作されています。

Webでは20代、30代の若者を中心に好評ですが、従来のNHKファンである高年齢層の方からは「シュールすぎて意味がわからない」とお叱りも受けてしまったそうです。しかしながら、普段NHKを観ないような若い人からも多くの反応があったことは成果だったとしています。

「会議室でにらめっこしてアイデアを出し合うのではなく、飲み屋やカフェでの雑談のアイデアの方が面白い番組につながることがあるのではないか」と担当者。純粋にこういうことをやりたい、新しいことを生み出したいという思いから実験的な番組を制作し、放送して視聴者の反応を得る。ふざけてもいないし真面目でもないギリギリのところを攻めるシュールな雰囲気を狙ったけれど、仕掛けは本気。どの番組も似たり寄ったりの昨今、これからはそんな番組が多くの人の心を掴んでいくのかもしれませんね。

残念ながら今のところ再放送の予定はなく関西地方以外での放送の予定もありませんが、NHKのホームページから再放送のリクエストを送ったら意見が反映されるかも!?しれません。
これからも「おもラボ」は実験的な番組を作る予定で視聴者からの意見も随時募集中とのこと。気になる人は積極的にチェックしてみてくださいね!

・画像提供:NHK大阪放送局
・参考:おもラボ番組ページ

(大路実歩子)