11日、観察者網は、中国税関当局が北朝鮮からの石炭貨物を送り返すよう中国国内商社に命じたとするロイター通信の報道を伝えた。資料写真。

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2017年4月11日、観察者網は、中国税関当局が北朝鮮からの石炭貨物を送り返すよう中国国内商社に命じたとするロイター通信の報道を伝えた。

北朝鮮からの石炭買い付け大手・丹東誠泰貿易有限公司の関係者が「中国税関当局が7日に北朝鮮からの石炭貨物を送り返すよう命じた」と明かした。北朝鮮への返送待ちで中国各地の港に積み置かれている石炭は合計200万トンに上り、すでに一部の船が貨物を満載した状態で威海や蓬莱といった石炭輸入港を離れ、北朝鮮の南浦に向かっているという。

国連安全保障理事会は昨年11月末、北朝鮮が同年9月9日に実施した核実験に対する制裁決議を可決した。この決議を受けて、中国は同年12月に同年末までの北朝鮮からの石炭輸入を一時停止したほか、今年2月18日には年内の輸入停止を発表している。

中国税関総署の統計では、昨年の北朝鮮からの石炭輸入額は11億8900万ドル(約1300億円)で、前年に比べて13%増加していた。記事は、輸入停止は北朝鮮の経済に打撃を与える一方で、北朝鮮を重要な石炭供給国とみていた中国にも影響を及ぼすため、中国が現在米国からの輸入で不足を補うことを模索中としている。2014〜16年には米国から中国へのコークス用石炭輸出は行われなかったが、今年は2月下旬までに40万トン以上が輸出されたという。(翻訳・編集/川尻)