11日、旅客船セウォル号の惨事から16日で3年となるのを前に、ある韓国企業が売り出した商品が「事故を連想させる」として波紋を呼んでいる。写真は事故の真相究明を訴える掲示。

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2017年4月11日、旅客船セウォル号の惨事から16日で3年となるのを前に、ある韓国企業が売り出した商品が「事故を連想させる」として波紋を呼んでいる。韓国経済テレビなどが伝えた。

韓国の有名ソーシャルコマース企業・チケットモンスターは11日午前、「解けない謎、タイタニックが氷山に遭遇する」とのキャッチコピーを掲げた「製氷皿」を販売した。水を入れ凍らせるとタイタニック号のような旅客船型の氷ができるもので、グラスの中で半分水に浸かった船型の氷の写真には、「グラスの中で北大西洋のタイタニックの1シーンを作ってみてください」というメッセージも付け加えられていた。

この広告がインターネット上に掲載されると、韓国内の代表的な育児コミュニティーなどを中心に「不愉快極まりない広告」といった非難コメントが殺到した。特に現在、セウォル号が陸揚げされて行方不明者の捜索が本格的に始まる段階にあることから、「船の沈没」を広告に利用したという点で「炎上を狙ったノイズマーケティングではないか」という指摘や、不買運動を呼び掛ける声も上がった。

一方、チケットモンスター側は、問題の広告について「販売者がサイトに直接掲載したもの」と釈明し該当商品を削除、関係者も「チェックがおろそかだった。遺憾に思う」と謝罪した。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「セウォル号のことを思い出して憤りを感じる。たとえタイタニックだとしても、罪のない人々が犠牲になった事故。どうしてこんなことができるのか」「最近またセウォル号関連の声が多くなってきているのに、チケットモンスターがまた事故を起こした。理解できない行動」とチケットモンスター側を非難するコメントが大多数を占めている。

一方、「セウォル号じゃなくてタイタニックでしょ?何が駄目なの?」「セウォル号を思い出す方がおかしい」と異議を唱えるコメントや、「タイタニックも災害。まずはそれをラブストーリーにした映画から攻撃すべき」と攻撃する順序を指摘するコメントなども寄せられた。(翻訳・編集/松村)