2017年4月12日からWindows 10のメジャーアップデート「Windows 10 Creators Update」の一般配信が始まっています。大型アップデートということで、従来のWindows Updateの更新とは違い、さまざまな新機能が追加され、ますますWindows 10が便利になっています。

What’s new in the Windows 10 Creators Update - Windows Experience BlogWindows Experience Blog

https://blogs.windows.com/windowsexperience/2017/04/11/whats-new-in-the-windows-10-creators-update/

Windows 10 Creators Updateの新機能のハイライトは以下のムービーで解説されています。

This Week on Windows: Windows 10 Creators Update - YouTube

◆新ペイントアプリ「Paint 3D(ペイント3D)」

Windows 10 Creators Updateでは3Dを扱えるペイントアプリ「Paint 3D(ペイント3D)」が追加されました。



マウスだけでなくペンツールやタッチ操作で3Dオブジェクトを扱えます。ペイント3Dで作成した3Dオブジェクトは、PowerPointに貼り付けたりSNSで共有したりできます。



また、3Dオブジェクトをオンラインで共有できる「Remix 3D」機能を搭載。Remix3D.comでさまざまな3Dオブジェクトをゲットできます。



3Dなので360度グリグリ回してチェックすることも可能。



しかも、共有した3Dプロジェクトの作成過程をシークバーを操作してチェックできるので、3Dクリエイターの創作アイデアも簡単に共有できます。



◆ゲーム

Windows 10 Creators Updateでは「ゲーム」機能が強化されています。「Settings(設定)」の中に、Xboxアイコンの「ゲーミング(ゲーム)」が追加され、ゲームに関するさまざまな機能を設定可能。



マルチタスク動作などゲームプレイを最適化する「Game mode(ゲームモード)」を搭載することで、より快適なゲームが可能だとのこと。



さらに、ゲームプレイを配信する機能が搭載されました。



ゲームバー内に「Broadcasting(配信)」アイコンがあり、クリックすれば配信モードに。配信用のアプリを使うことなく、ゲームプレイ画面からダイレクトに配信操作が可能です。



画面左ペインのブラウザEdgeウィンドウの右上に、配信中のゲームの様子が表示されます。



クラウド設定の最適化により、ゲーム配信時の遅延は最小限に抑えられています。ムービーのデモでは遅延がコンマ数秒しかないことがよくわかります。



Windows 10 Creators Updateでのゲーム機能の強化については、以下のムービーでより詳細な内容を知ることができます。

Windows 10 Creators Update New Gaming Features Walkthrough - YouTube

◆Microsoft Edgeの新機能

Microsoftの純正ブラウザEdgeも改良が施されています。従来からEdgeではタブにマウスカーソルをあてるとページ内容がサムネイル表示される機能がありました。



Windows 10 Creators Updateでは、すべてのタブのサムネイルを一気に表示させる機能が搭載されました。これでいちいちマウスカーソルを動かしてページ内容を確認することなく、目的のページを探し出せるようになります。



しかも、ブラウジング履歴もサムネイル表示することが可能。「あのページどこだっけ?」と履歴をたどる作業が大いに捗ります。さらに、履歴にあるサムネイルを複数選択して、すべて一気にタブ表示させることも可能です。



Windows 10 Creators UpdateではEdgeが電子書籍ファイル「EPUB」もサポートします。これにより、電子書籍のデフォルトアプリはEdgeが指定されています。



わざわざ電子書籍を読むために専用アプリを起動することなくブラウザ内で電子書籍を閲覧可能です。また、Windowsストアで購入した電子書籍は、オフライン環境でも閲覧できます。



文字のサイズだけでなくフォントを変更することも可能。自分好みの読みやすい体裁に整えられます。



また、単語にハイライトを当てて……



右クリックでCortanaを起動させることも可能。単語の意味を調べたり、Cortanaに単語を発声させたり、シラブルを表示したりできるので、語学学習用ツールとしても非常に有用です。



さらに、Windows 10 Creators UpdateによってEdgeの省電力性能が強化されています。以下のムービーを見れば、Firefox、Google Chromeに比べてEdgeの方がブラウジング時の消費電力が小さく、バッテリーの持ちが良いことが分かります。

Microsoft Edge Experiment: Battery Life | Windows 10 Creators Update Edition - YouTube

◆MRサポート

Windows 10 Creators Updateでは、Mixed Reality(MR:複合現実)が正式にサポートされます。Microsoft HoloLensだけでなく、2018年に各社から発売されるMR用ヘッドセットの普及を前に、MRが正式サポートされることになりました。



MRの正式サポートによって、HoloLensのようにMRを動かす専用ハードウェアを内蔵しない簡易なヘッドセットでMRコンテンツを使えるようになります。



◆地図アプリ

地図アプリも改良されました。ペンツールで経路をなぞると……



経路の距離が計測されて表示されます。もちろん、書き込みをした地図情報は共有できます。



◆セキュリティ強化

Windows 10 Creators Updateでは、セキュリティ面も強化されています。



プライバシー設定はより細かく変更できるようになり、アプリも「Windows Sotre経由のもの以外はインストール不可」と制限することも可能になりました。





◆その他の改良

ピクチャーインピクチャー機能「mini view(ミニビュー)」によって、画面最前面に小さなウィンドウを常駐させられます。例えば、Skypeのビデオ通話を画面の最前面に表示させながら他の作業をする、といったことが可能です。



「Night light(ナイトモード)」も搭載。



画面表示を指定した時間にブルーライトをカットしたナイトモードに切り替えることが可能です。



他にも「Windows Hello」が改良され、Windows Phone、Android端末、iPhoneなどをペアリングさせることでPCから離れると自動的にロックする「Dynamic Lock(ダイナミックロック)」機能や、デスクトップ用Windows 10に最適化されたSkypeなども搭載されており、クリエイターだけでなく一般ユーザーにも便利な機能が満載です。



Windows 10 Creators Updateはメジャーアップデートということもありダウンロードする更新ファイルのサイズが大きいため、自動アップデートは順次ユーザーに届く仕組みになっています。「アップデートが降ってくるのを待っていられない」「アップデートのタイミングは自分で決めたい」というユーザーは手動で更新することも可能。以下の記事を見れば、手動更新でWindows 10 Creators Updateを導入することができます。

まもなく正式配信のWindows 10のメジャーアップデート「Creators Update」が先行で手動ダウンロード可能になったので更新してみた - GIGAZINE