タダで漫画が読める『LINEマンガ』4周年ーー「無料をキッカケに読者は作品を知り、ファンとなる」

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無料をきっかけに読者は作品を知り、作品のファンとなるーーそう語るのはLINEの森啓氏(コンテンツ事業担当)です。タダでマンガが読めるスマホアプリ「LINEマンガ」の4周年を迎え、サービスの最新実績を語りました。

「LINEマンガ」は、本を持ち歩かずに、スマートフォンでマンガを読むことができるアプリです。ストアには18万点以上のマンガを揃えます。最大の売りは、200作品以上のマンガが無料で読める「無料連載」コーナーで、無料で読めるマンガは毎日更新されます。

LINEによると、日本国内における「LINEマンガ」アプリの累計ダウンロード数は、2017年3月時点で1600万を突破。さらに、グローバルにおける、ゲームを除くスマートフォンアプリの売り上げランキングでも、LINEマンガは8位につけています。(App Annie調べ)

「出版市場を牽引している」(森氏)という電子コミック市場ではありますが、LINEマンガはなぜこの規模にまで成長できたのかーー森氏は、LINEが抱える6600万人のユーザーベースに加え、無料でマンガを読める無料連載プラットフォームが寄与していると語ります。

「出版社横断でさまざまな作品を無料で提供することで、多くのユーザーが新しい漫画との出会いを見せている」(森氏)

一方で、読者が無料連載に満足してしまい、マンガにお金を払わなくなる恐れはないのでしょうか。森氏はそんな懸念を否定します。

LINEが独自に行なったアンケート調査によれば、無料連載を読んだユーザーの32%が、その連載作品の電子または紙の本を購入すると解答しているとのこと。また、LINEマンガで無料連載が始まると、例えば「アニメ化決定」のように、その電子版や紙版の売上が急増し、売上のピークを作るとうたいます。

「無料をキッカケに読者は作品を知り、作品のファンとなり、何らかの購入アクションをとっている」(森氏)

また、リアル書店への来店促進を図る取り組みも強化しています。出版物の取次販売・物流のトーハンと協業し、LINEアプリで読み取れる「ビーコン」を活用したキャンペーンを実施。全国の約150書店にあるビーコンをLINEアプリで読み取ることで、マンガの試し読みができるサービスを展開しています。

今後については、LINEのビッグデータを活用し、キュレーションやレコメンドサービスを充実させる方針を示しました。