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TISは4月11日、メインフレームで稼動するメガステップ・クラスの大規模アプリケーションのオープン環境への移行を支援するという「Xenlon〜神龍 マイグレーションサービス」を、2017年4月から順次提供開始すると発表した。業界業種を問わずメガステップ・クラスの大規模なシステムの維持に課題を持ち脱メインフレームを検討する企業向けに提供し、2019年までの3年間で100億円規模の受注を目指す。

新サービスは、高い再現性で業務ロジックの、移行前後のプラットフォーム環境差異に起因するアーキテクチャ差異を除くほぼ100%の自動変換を可能にするという同社独自のツールである「Xenlon〜神龍 Migrator C2J」を利用し、COBOLからJavaへの移行を支援するもの。

同サービスの利用により、大規模なメインフレーム・システムの短期間かつ安全確実なオープン環境への移行が可能になるという。 習得率が減少し保守要員の確保が難しいというCOBOLの大規模アプリケーションを、技術者の確保が容易なJavaに移行することで、運用コストの低減や運用継続性の担保が実現できるとしている。

なお、同サービスが対象とする大規模アプリケーションの例として、同社は大手金融機関の基幹システムを挙げており、10メガステップのシステムを新規構築する場合、標準生産性で60億円〜170億円規模とのこと。

同サービスは、「アセスメントサービス」「マイグレーションサービス」「運用・保守サービス」「Cloud基盤移行サービス」「Cloud基盤プラットフォームサービス」の5つのメニューで構成し、大規模なCOBOLからJavaへの移行プロジェクトの豊富な経験を持つという同社が全ての工程を支援するという。

アセスメントサービスは、マイグレーションを検討するシステムを対象にXenlon〜神龍 Migrator C2Jの適合性を事前診断するもの。 アセスメント・シートに基づくアンケートとヒアリングで現行システムの構成及び管理レベルを把握する「簡易アセスメント」と、ソースコードを受領してXenlon〜神龍 Migrator C2JでJavaへの変換を実施する「パイロット変換」で構成する。 変換ツールの適用率とマイグレーション実施時の概算費用をレポートし、ユーザー企業のマイグレーションに向けた検討を支援するとしている。

同メニューの提供開始時期は2017年4月、提供価格は250万円(税別)から。 なお、同サービスの開始を記念したキャンペーンとして、申込先着順で10社に対して2017年4月から9月までの期間で同メニューを無償で提供するとのこと。

マイグレーションサービスは、Xenlon〜神龍 Migrator C2Jを利用したリライト主体の移行方針により、オープン環境へのマイグレーションを実施するもの。 現行環境の調査・分析により移行対象資産・要件を分析する「現状分析」から、リライトによるソースコード生成及び移行前後の環境差異を吸収するために必要な部品の開発を実施する「開発・変換」、「テスト・移行」までをワンストップで実施するという。 提供開始時期は2017年10月、提供価格は個別見積。

運用・保守サービスは、マイグレーションサービスによりオープン環境に移行したシステムの運用・保守を実施するものであり、同社のデータセンターを利用して高品質な運用サービスを提供するという。 また、運用・保守効率を高めるための機能改善、ビジネスの変化に対する機動性を高めるため機能拡張など、マイグレーションによるオープン化後のシステムの最適化を支援するとしている。

提供開始時期は2018年度からの予定だが、相談により個別対応可能とのこと。提供価格は個別見積。

Cloud基盤移行サービスでは、後述のCloud基盤プラットフォームサービスで提供するサービス・テンプレートを利用した移行により、短期間でのサービス提供を実現するという。 提供開始時期は2018年度からを予定しており、相談により個別対応可能とのこと。提供価格は個別見積。

Cloud基盤プラットフォームサービスは、マイグレーションによりオープン環境に移行する基幹システムのアプリケーション動作・システム運用に必要となるインフラ基盤・運用基盤を標準プラットフォーム・サービスとして提供するもの。 インフラは、パブリック・クラウドの利用やオンプレミスでの基盤提供も含めて、ユーザー企業のニーズに合わせた対応を実施するという。 提供開始時期は2018年度からの予定であり、相談により個別対応可能とのこと。提供価格は個別見積。

(山本善之介)