10日、ロシアにあるバイカル湖は「シベリアの真珠」とも呼ばれ、その美しさをたたえられてきた。だが中国から観光客が大挙して訪れるようになり、環境破壊が進んでいる。

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2017年4月10日、ロシアにあるバイカル湖は「シベリアの真珠」とも呼ばれ、その美しさをたたえられてきた。だが中国から観光客が大挙して訪れるようになり、環境破壊が進んでいる。米自由アジア放送(RFA)の中国語ニュースサイトが伝えた。

ロシアのテレビ局NTVは10日、「中国人観光客の侵略で破壊されたバイカルの生態」と題し、シベリアの環境保護団体がバイカル湖に対する「真剣な治療」に着手したとし、「その主要な脅威は中国からの観光客だ」と伝えた。

地元紙も「バイカル湖でまず目に入るのは、有名なクリスタルブルーの氷ではなく、至る所に捨てられた空き瓶やビニール、ごみだ」とし、「観光スポットの洞窟は臭気を放つオープンエアのトイレへと姿を変えている」としている。

環境管理当局の関係者は「彼らは10台もの小型四輪駆動車を連ねてやってくるが、携帯トイレもごみ袋も備え付けていない」と話している。

別の報道によると、大量の中国人観光客に対処するために新設された宿泊施設の中には、下水管を直接湖中につなげたり、汚物を氷上に積み上げるところまであるという。

ロシア当局はこうした問題に関心を寄せており、近い将来の改善が期待されている。(翻訳・編集/柳川)