11日、韓国最大野党「共に民主党」の大統領候補・文在寅氏が、第5世代移動通信システムを指す「5G」の表記をどう読んだかについて韓国各紙が一斉に報じた。写真は文在寅氏。

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2017年4月11日、韓国最大野党「共に民主党」の大統領候補・文在寅(ムン・ジェイン)氏が、第5世代移動通信システムを指す「5G」の表記をどう読んだかについて韓国各紙が一斉に報じた。発言は文氏の政策発表の場で行われたものだが、政策の中身を伝える報道よりも、ネットユーザーの注目はこの「読み方」の方に集中しているようだ。

文氏はこの日、家計の通信費負担削減に向けた政策発表で「各企業は次世代『オジー(5G)』通信技術を具現するため、周波数競売に命を懸けている」と述べた。数字の5を英語の「ファイブ」ではなく日本語読みの「ご」に当たる韓国語「オ」と読んだのだ。

こうしたささいな内容が大注目を浴びていることの発端は、先月30日の文氏の発言にある。この日開かれた予備選討論会で第4次産業革命について言及した際、文氏は3Dプリンターを「スリーディープリンター」ではなく「サムディープリンター」と読んだことで「常識がない」などとバッシングを受けていた。「サム」とは、日本語の「さん」に当たる読みだ。

「3D」問題が持ち上がるや他の大統領候補らからも文氏批判が続出していたが、今回の「5G」には与党・自由韓国党の報道官がさっそく「文在寅候補の涙ぐましいハングル愛(?)」というタイトルの論評を出し、「笑えないハプニング」と皮肉った。また、中央日報は韓国国立国語院に「5G」の正しい読み方について取材、「数字とアルファベットが混ざった表記の標準的な発音は特に定められていない。オジーもファイブジーも両方あり得る」との回答を得たと伝えた。

韓国のネットユーザーも「5G」に反応、「センスがあるじゃないか」「ご名答」「よくやった」「カッコいい」「ナイス、さすがわれらが国民大統領」「オジーに何か問題でも?発音が楽でいいよ」など文氏を応援するコメントを多数寄せている。

しかし一方、この事態を冷静に見ているユーザーも少なくないようだ。「こんなことをわざわざ記事にする必要ある?」「他にけちを付けるところがないからって…」「ただ論争をあおってるだけ」と記事を批判するコメントや、「韓国人がハングルを使って問題になる韓国…」とのつぶやきもあった。(翻訳・編集/吉金)