by Paul Downey

世界で最も多く使われているWebサーバーソフトウェアといえば1995年に生まれた「Apache HTTP Server」で、今でもトップであることには変わりないのですが、ここ数年は「nginx」が猛追していて、シェアを33.3%まで増やしています。

Nginx reaches 33.3% web server market share while Apache falls below 50%

https://w3techs.com/blog/entry/nginx_reaches_33_3_percent_web_server_market_share_while_apache_falls_below_50_percent



World Wide Web技術の調査を行うW3Techsによると、Webサーバーソフトウェア市場においてnginx(エンジンエックス)の成長は目覚ましいものがあり、2010年1月時点のシェアは3.9%でしたが、2012年に10%に到達。2014年までにMicrosoft Internet Information Services(IIS)のシェアを抜いて、2017年にはとうとう33.3%にまで至りました。nginxは開発者のIgor Sysoev氏が2002年から開発を始めたソフトウェアで、ロシアで76.8%という圧倒的なシェアを誇るほか、旧ソ連の国々やアジア、アフリカ、南米でもシェアを抑えています。

一方で、Webサーバーソフトウェアでもっとも一般的なApacheは、アメリカやヨーロッパで人気があり、今でもシェアNo.1の座を守り続けていますが、2010年には71.5%以上あったシェアは50%にまで低下しています。また、2番手だったMicrosoft IISも下げ幅こそ小さいものの、7年でnginxに抜かれシェアは11.3%まで落ちています。IISは中国やトルコ、エジプト、アラブ諸国での占有率が高いとのこと。



内訳を見てみると、HTTP/2をサポートするサイトの76.8%がnginxを使用していたのに対して、Apacheを使っていたのはわずか2.3%。このことはApacheのHTTP/2モジュールがいまだに「実験中」に分類されていることから考えてなんの不思議もないとW3Techsは記しています。

同様の傾向はIPv6をサポートするサイトでも見られて、nginxを使用していたサイトは63.3%でApacheの3倍に上りました。

なお、OS別で見てみると、はっきりとした傾向はみられなかったとのことです。