シリア北西部イドリブ県ハンシャイフンで、同地で起きた化学兵器が使用されたとみられる攻撃に抗議する住民(2017年4月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米政府高官は11日、シリア政府軍が自国内で実施した疑いが持たれている化学兵器攻撃について、ロシアが関与していた可能性を米政府が調査していることを明らかにした。ただ、ロシアの関与断定には至っていないという。

 匿名を条件に取材に応じたこの高官は、ロシア軍がシリア政府軍と同じ施設に駐留していながら、化学兵器攻撃の計画を事前に把握していなかったとは考えにくいと主張した。

 また、ロシアが「世界の混乱」を狙った誤情報の拡散作戦に乗り出していると批判。あらゆる証拠に反するにもかかわらず、ロシアが組織的に、シリア政府に向けられている非難を反体制派やイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に転嫁させようとしていると指摘した。

 米国は、シリア北西部イドリブ(Idlib)県にある反体制派が掌握している町ハンシャイフン(Khan Sheikhun)で政府軍が強力な神経ガスのサリンを使用したと主張しているが、同高官によると、米情報機関はISがサリンを保有していないとみている。
【翻訳編集】AFPBB News